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『君と僕の忌避進路』

第52話 - 2人の世界

2023年10月14日

#nmmn

#utit

#srr

#mfmf

縁（エニシ）

文化祭２日目

と言っても、僕のクラスは仕事を既に終えている人がほとんどだ

その中には僕や優、渉さんも入っている

優

今日は女装させられなくてよかったなぁまふ！

渉

あれはあれで面白かったけどな…w

真冬

もー、僕一生女装しない…！

昨日の女装は、勿論僕の心にある黒歴史の一つとなっている

真冬

（ていうか、彼方さんお昼まで出てなきゃいけないんだっけ…）

真冬

（それまで少し暇だなぁ）

真冬

まだまわりきれてない所あったし、3人でそこまわろうか！

優

オッケー、行くぞ〜！

渉

優、はしゃぎすぎ…！

数時間後

真冬

……あっ、彼方さん！

彼方

真冬、ごめん遅くなった

真冬

全然大丈夫ですよ！

彼方

…あれ、あの2人は？

真冬

…そ、それがですね……

数分前

真冬

えっ、2人きりで！？

優

そう！まふ、彼方さんと付き合っておいてまだ2人きりでまわってないやろ？

真冬

ちょ、そういうのは大きい声で言わない！

渉

とにかく、1日目はみんなでまわったから、２日目くらいは好きな相手とまわれってこと

渉

まふのことだから、彼方さんと2人でまわりたそうだなって思って

真冬

渉さん……

真冬

…じゃあ、遠慮なく

優

あ、俺らすれ違わないように注意しているからな！

真冬

いや、そこまではしなくても…！

真冬

…とまあ、そんなわけでいないんです

事情を話すと、彼方さんは困ったような嬉しそうな複雑な表情をした

彼方

なるほどね……？

彼方

…まあ、2人に気使ってもらったし、俺も遠慮せずにそうするよ

真冬

！、ありがとうございますっ

彼方

それで、どうするの？

真冬

あ、僕行きたいとこがあって…

僕は彼方さんを連れて、とある場所にきた

彼方

真冬、どうして屋上に…？

真冬

…彼方さん、あんまり人混みとか慣れてなさそうだから

真冬

少し人気のないところで休むかなって、まあ、僕が休みたいっていうのもあるんですけどね〜

彼方

…わかった

真冬

（あ、鍵開いてた）

真冬

（こういう時だけは、常に開けてたりして…？）

真冬

うわぁ〜すごいですね…！

真冬

グラウンドの屋台、あんなに小さかったんだ…

まるでミニチュアの世界を上から見てるみたいで、少し面白かった

彼方

…で、屋上で何するの？

真冬

せっかくの文化祭ですけど、2人で落ち着いて話す機会もほしいなって、僕の我儘ですよ

彼方

話すって、何話すの？

真冬

まぁ…色々と？

彼方

決めてないのかよw

真冬

いいでしょ、僕はこういうのに慣れてないんですから

真冬

…じゃあ、少し暗い話になるかもしれないですけど、聞いてもいいですか？

彼方

うん

真冬

……昨日の、あの人のこと

彼方

っ……

真冬

前に彼方さんがスーツの男性に連れ去られかけたのも、昨日あの人が探してたのも、同じ『何か』が働いてるんでしょ？

真冬

早く話してとはいいませんから、お願いだから…

真冬

…彼方さんが無理しないように、してほしいです

彼方

真冬……

すると彼方さんは、少し躊躇ってから口を開いて話した

彼方

あの人たちは、俺の……

『君と僕の忌避進路』

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2件

確かにあんまりそらまふだけの時間はあまり無かったな〜それを分かってるうらさか。優しいなぁ〜文化祭は確かに人が多そうですししかもうらさかがせっかく2人きりの時間をくれたんだから屋上でゆっくり話すのも良いですよね〜あのスーツの男の人はなんとなく分かるけど一体…？続き楽しみに待ってます！

うらさか優しいねぇ〜w 確かに付き合ってからの文化祭はあんまり二人の時間なかったねw女装させられたしw あまちゃんも居たからねwそれもそれで楽しそうだったけどw 屋上で2人だけの時間…そらるさん話すことにしたんだね、でもその方がまふくんがそらるさんの支えになって助けになれるもんね。あのスーツの男の人は……？なんとなく予想はついてるけど… 続き楽しみにしています！！！！！！

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