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私の日課は
昼休みに理科室に行くことだった
毎日二人で理科室に行って
沢山お話をした
でも、ある日から
私ひとりで理科室に行くようになった
理科の先生は
何も言わず
ただ、話を聞いてくれた
先生が実験をしてるのを
眺めながら
その日の出来事を話した
その後、
ベランダへ出て
チャイムがなるまで
ずっと空を眺めていた
ふと気づいたことがあった
「先生、そういえば私
もうすぐで誕生日だ」
先生は
『そうなんだ何か欲しいものある?』
「特にないかな」
私は即答だった
待ち構えていたかのように。
誕生日前日。
私はやっぱり理科室にいた