北斗と“友達”になった。
これで3人目。
俺の友達は片手で数えれる ほどしかしない。
人をあんまり信じたくない。
裏切られる未来が待っている ぐらいなら 信じない方がいい。
傷つく位なら最初から 接さなければいい。
そう生きているうちに身内に嫌われ 信じていた奴にも嫌われた。
自ら増やした赤い線も 心のどこかで どうでも良くなった。
今日も自然と足を屋上へ運ぶ。
大我
そう呟いて屋上へ行く。
世の中には2種類の人間が居る。
“ 死にたくてたまらない人間と、 そうでは無い人間”
俺はきっと、前者。
大我
ドンッ
北斗
大我
北斗
大我
北斗
大我
君に停められた2回目。
俺に見える死神さんが行けと言うから それだけだから。
北斗に手を引かれる。 手を繋ぐ。
大我
北斗
大我
北斗
北斗
大我
北斗
大我
そう言いながら北斗の唇に 俺の指を添える。
北斗の顔はみるみる火照って、 リンゴみたい。
北斗
大我
北斗
大我
自分の手を北斗の方に差し伸べて 差したら北斗も控えめに 手を伸ばしてきた。 それがちょっといや嬉しかった。
あれ? 何だ、俺、恋してるじゃん 気付かないうちに北斗と話すのが 楽しくて
飛び降りる寸前には北斗の顔が 思い浮かんで思い浮かんで 気がついたら“好き”になってて。
この時は俺も分からなかった
俺が本当に、
…望むものに。
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