この作品はいかがでしたか?
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授業参観は俺のクラスはないって嘘をついた。
ほんとは来てほしいとかほざいてたくせに。
ああ、弟たちはすなおなのか。
俺は素直じゃないからこうなるんだ。
... いっそ誰かの弱みでも握れて優位に立てれば
少しは満たされるのかな。
俺はどうすればいい ??
そんなことを考えていると喉が乾いてしまった。
下に降りるのが面倒だったが、俺は重い腰を上げた。
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N
兄たちの声が聞こえる。
それなら邪魔をしないように。と
物音をたてずに階段を降りていく。
下へ行く程声が鮮明になっていく。
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N
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.. は、
こんなの嘘だ。
そう思いつつも聞き耳を立ててしまう。
彼等は"意中の相手"らしい。
夜中は大体これぐらいの深夜にリビングへ来て
弟たちからすると子供が生まれる .. ? 行為などをする。
いわゆる接吻だ。
それが気持ち悪いとも俺は思わなかったし、
彼等にとっては二人きりの時間であろう。
一方は長男であり、いつも幼子達の面倒をみてる。
もう一方は学業が忙しくなっていく時期だ。
いつから意中の相手になったのかは分からないが
俺は最低なことを考えてしまった。
もしこれを写真にとって本人達を脅したら______
そんな最低なことを。
だがスマホも持ってきていない。
という別の理由でやめることにした。
本当に撮って脅すのならば
そんな理由で辞めなくてもいいにも関わらずに_______。
昨日の夜は俺が一瞬脳裏によぎった
最低なことをずっと考えていて眠ることが出来なかった。
今のおれは昨日の俺よりも最低なやつなのに対して、
あの二人も、兄さんも弟も
何にもかわっていない。
俺におはよう。と声をかけてくれて、
今だって"いってらっしゃい"をくれた。
自分を最低だ。と思い詰めることよりも
もっと最低なことに気がついてしまった。
『この最低は俺だけの個性』
つまり、二番手のいない一番____
それだけでとても晴々しい気持ちになった。
R
♡600 で (
今回『楽しみにしてます !! 』という声が
多かったので♡いってないけどど~ぞ __♡
コメント
29件
「りいぬくん、授業参観、 私でよければへばりついて ついてくよ!?。」 ((((お巡りさん、こいつです。(×_×;) 面白かったです!(*≧∀≦*) ありがとうございました!(*´ω`*)
莉犬くんの最後の笑顔…どっちの意味なんでしょうか… もしかして苦しいのに無理して笑ってるのかなぁ、 なんてずっと考えてました(笑) 今回のお話も面白かったです!(・∀・) ありがとうございます!(●´ω`●)