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授業参観は俺のクラスはないって嘘をついた。

ほんとは来てほしいとかほざいてたくせに。

ああ、弟たちはすなおなのか。

俺は素直じゃないからこうなるんだ。

... いっそ誰かの弱みでも握れて優位に立てれば

少しは満たされるのかな。

俺はどうすればいい ??

そんなことを考えていると喉が乾いてしまった。

下に降りるのが面倒だったが、俺は重い腰を上げた。

j

.. あ、~ ... なのッ .. ~ !

N

みつ、... ~ら ... ? す .. 、の .. ~

兄たちの声が聞こえる。

それなら邪魔をしないように。と

物音をたてずに階段を降りていく。

下へ行く程声が鮮明になっていく。

j

見つかったらどーすんのッ、.. //

N

え~ ?? でもそんときは橙くんこ~ふんしちゃうよね ?

j

でもでもッ、 .. !! (

.. は、

こんなの嘘だ。

そう思いつつも聞き耳を立ててしまう。

彼等は"意中の相手"らしい。

夜中は大体これぐらいの深夜にリビングへ来て

弟たちからすると子供が生まれる .. ? 行為などをする。

いわゆる接吻だ。

それが気持ち悪いとも俺は思わなかったし、

彼等にとっては二人きりの時間であろう。

一方は長男であり、いつも幼子達の面倒をみてる。

もう一方は学業が忙しくなっていく時期だ。

いつから意中の相手になったのかは分からないが

俺は最低なことを考えてしまった。

もしこれを写真にとって本人達を脅したら______

そんな最低なことを。

だがスマホも持ってきていない。

という別の理由でやめることにした。

本当に撮って脅すのならば

そんな理由で辞めなくてもいいにも関わらずに_______。

昨日の夜は俺が一瞬脳裏によぎった

最低なことをずっと考えていて眠ることが出来なかった。

今のおれは昨日の俺よりも最低なやつなのに対して、

あの二人も、兄さんも弟も

何にもかわっていない。

俺におはよう。と声をかけてくれて、

今だって"いってらっしゃい"をくれた。

自分を最低だ。と思い詰めることよりも

もっと最低なことに気がついてしまった。

『この最低は俺だけの個性』

つまり、二番手のいない一番____

それだけでとても晴々しい気持ちになった。

R

.. いってきます ( 笑

♡600 で (

今回『楽しみにしてます !! 』という声が

多かったので♡いってないけどど~ぞ __♡

俺は可もなく不可もなく。

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コメント

29

ユーザー

「りいぬくん、授業参観、 私でよければへばりついて ついてくよ!?。」 ((((お巡りさん、こいつです。(×_×;) 面白かったです!(*≧∀≦*) ありがとうございました!(*´ω`*)

ユーザー

莉犬くんの最後の笑顔…どっちの意味なんでしょうか… もしかして苦しいのに無理して笑ってるのかなぁ、 なんてずっと考えてました(笑) 今回のお話も面白かったです!(・∀・) ありがとうございます!(●´ω`●)

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