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御巫 紡
弓芽 琉真
磊落 晴人
磊落 晴人
三鼓 彩人
御巫 紡
西瀬 瑠亜
磊落 晴人
加藤 誠吾
西瀬 瑠亜
御巫 紡
磊落 晴人
最後の声は参加者達に 耳の中をまさぐられるかのように 鮮明に聞こえた。
皆考えることは同じ、
“気色が悪い”
砂嵐にような音が響いた後、 その場は静寂に包まれた。
最初に声を上げたのは 晴人だった。
磊落 晴人
加藤 誠吾
誠吾は必死に考えている。
例えば、自分たちが夢で見た気色の悪い 感触のものが“沼”であると仮定しよう。
そうなると、 それは夢を見るたびに大きくなっていた?
つまり、夢を見る回数によって 大きさも形も変わっていく。
誰が早死にするか、 誰が最後まで残るかなんて、 分からない、ということだ。
まぁ自分は、長生きできないだろう。
誠吾はそう悟って、苦笑いした。
加藤 誠吾
誠吾が呟くと、 晴人は「何を言い始めたんだ」 という顔で見ている
加藤 誠吾
加藤 誠吾
磊落 晴人
加藤 誠吾
加藤 誠吾
加藤 誠吾
ぐちゃりとした感覚は、 瑠亜の足に残ったままだ。
西瀬 瑠亜
そんな時だった。
瑠亜にだけ聞こえる声が、 脳に鳴り響いた。
姉ちゃん!!
彼女はその声に聞き覚えがあるだろう。
西瀬 瑠亜
急に瑠亜が沼に手を伸ばし始め、
流石に危険だと察知した彩人は 瑠亜の手を掴み沼から突き放した。
沼は最後まで「お姉ちゃん」と 叫び続け、
最後は言語ではない何かを 発しながら、床に溶けた。
西瀬 瑠亜
三鼓 彩人
三鼓 彩人
西瀬 瑠亜
死んだことをどうしても 受け入れられない瑠亜は、
現実を受け止めたくないのか、 瑠唯、瑠唯と繰り返している。
すると突然、 ただの壁が長方形状に開き、 紡と琉真がそこに現れた。
三鼓 彩人
御巫 紡
御巫 紡
彩人は眉を顰めながら、 紡のお面を見た。
三鼓 彩人
その言葉を聞いた後、 紡は辺りを見渡す。
見たところ、これ以上先に部屋は なさそうだ。
御巫 紡
御巫 紡
愛
罪
時間
それはもしかすると、 天秤にかけると平等なのかもしれませぬ。
しかしそれは、
誰の考えでもなく、 天秤にかければ人によって 違うのでございませう。
……さて、
彼らは、 何が一番大事なのでせうか。
「故に愛は有限なり。」