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寮の協会

凪桜

ちょッ///伯玖君ここじゃダメだって///

伯玖(はく)

え〜…どうしても?

伯玖君は今日は何やら「教会に行きたい」と良い…なんの目的かと思ったらこんな事だったとは…

凪桜

こ、ここ廃教会だし怪我しちゃうから///

伯玖(はく)

誰も来ない?でしょ?なら良くない?仮に見られても見せちゃえばいいし…

凪桜

いや普通に退学になるからね?

凪桜

あとダメだからね?普通に恥ずかしいからダメだからね?

伯玖(はく)

え〜…

私の素肌から手を離し上着を羽織らせてきた

伯玖(はく)

にしてもここ…ほんと綺麗だよな

凪桜

んぇ?

伯玖君はステンドグラスを指差し「こーゆーのも綺麗だけどさ…雰囲気って言うの?教会って、結婚式場にも使われる事あるんでしょ?」と笑って言った

凪桜

まぁ…

伯玖(はく)

だから凄い綺麗だと思うんだw

私のそばに居る伯玖君は指を絡めて来た

伯玖(はく)

ほら、健やかなる時も…とか

凪桜

それは愛の誓いだねw

伯玖(はく)

…えい!ドサッ

凪桜

ふぇ!?///

伯玖君に椅子に押し倒されキョトンとしていると伯玖君はまた私の指を絡めた

凪桜

な、何をするつもり…なの?

伯玖(はく)

ほら、愛の誓いって奴

凪桜

へ!?///

足と足の間に伯玖君の足が入り込み、耳元に口を近づけた

伯玖(はく)

えーっと…確か……

耳元で囁いて来る

伯玖(はく)

『汝、凪桜 その健やかなる時も病める時も喜びの時も悲しみの時も、富めるときも貧しい時も』

伯玖(はく)

『これを愛し、敬い、これを助け
その命ある限り、真心を尽くす事を誓いますか?』

囁き終わり…見据えるような目で私を見詰め…私は頷き…

凪桜

ち、誓い…ます……///

恥ずかしくてちょっと目を逸らす

伯玖(はく)

コラ、ちゃんと見て

言われ大人しく目を見る

伯玖(はく)

もう1回

凪桜

…ち、ちか…、い…、ます……///

伯玖(はく)

ホント?

凪桜

こ、こんな恥ずかしいことされて起きながら嘘言うわけないでしょ!///

伯玖(はく)

まぁそれもそうか…

伯玖(はく)

あ〜、でもあれかも…本当に結婚式開くなら…どうしよっか?

凪桜

そ、それは…まぁ…誓うって言うよ……///

伯玖(はく)

恥ずかしがり屋だねw

凪桜

う、うるさいうるさい!///

伯玖(はく)

お〜、暴れる暴れるw

凪桜

う"〜…///

伯玖君は私の手を離し起き上がらせてくれた

伯玖(はく)

あーあ〜wゴミ沢山着いちゃった

凪桜

えっうそ!

伯玖(はく)

ほら後ろ向いて、取ってあげる

凪桜

う、うぬぅ…

大人しく伯玖君に背を向けると髪の毛を軽く触らた

伯玖(はく)

凪桜

??

伯玖君は黙って私の髪の毛を触り…取れないゴミがあったのかゴムを解かされた

凪桜

ど、どうしたの…?無言だよ?

伯玖(はく)

…お前さんの髪綺麗だよな

凪桜

だ、黙った後の発言がそれ?

伯玖(はく)

いや、結構本当

凪桜

えーっと…

伯玖君は私の髪の毛を触り…何故か匂いまで嗅いでくる

凪桜

あ、あのぉ…恥ずかしいんすけど?

伯玖(はく)

俺匂いフェチとかだったかな…

真剣な顔をしながら私の髪の毛の匂いを嗅いでる

凪桜

あ、あのぉ…

伯玖(はく)

はぁ〜…ホント癒される……

凪桜

私に構ってばっかで怒られるの伯玖君なんだけど?

伯玖(はく)

…寮長に怒られるのはたしかに面倒だな……

凪桜

面倒って…

伯玖(はく)

怒鳴って来るとかじゃねぇから別にいいけど

唯ひたすら私を抱き締め首筋に鼻を当てても来る…

凪桜

…猫吸いされてる猫の気持ちがよーく分かるかもしれない…

伯玖(はく)

何故に?

凪桜

しつこく嗅がれると嬉しいとかよりも殴りたいって気持ちが上回る

伯玖(はく)

な、殴られるのは勘弁だな…w

凪桜

離れて欲しいです…

伯玖(はく)

凪桜

…離れて?

伯玖(はく)

ヤダ

凪桜

だ、ダメ?

伯玖(はく)

うん

凪桜

離れないの?

伯玖(はく)

死んでも離れるつもりは無い

凪桜

なにそれ守護霊?

伯玖(はく)

新手のね

凪桜

やだ怖ーい

伯玖(はく)

近付く男全員呪うつもりで愛してるから♥

凪桜

やだ激重

伯玖(はく)

それが男ってもんよ

凪桜

そうなのか知らねぇ…それよりそろそろ午後の授業始まるよ?

伯玖(はく)

もう?早くね?

凪桜

早いよ?

伯玖(はく)

もうちっとダメか…?

凪桜

激重サプライズは結構よw

伯玖(はく)

しませんよ〜w

そろそろチャイムが鳴る…伯玖君は惜しむ様な表情を浮かべながら「そろそろ行くかぁ…」と呟いた

凪桜

…行けと言う割には私も少しは寂しいんだけどね

伯玖(はく)

え…?

凪桜

そうだよ?寂しいよ?

凪桜

でも…私のわがままで君を無能にさせたくないの、だから我慢してるの!

伯玖(はく)

……もうこの子可愛すぎでしょ…授業終わったら教室行く…

凪桜

うん!待ってる!

伯玖(はく)

靡いちゃダメだからね?

凪桜

他の人に靡くことはないよ!多分!

伯玖(はく)

俺に惚れた理由が初め顔って聞いた時は驚いたよ…相当な面食いだな

凪桜

正直全部話しても良かったんだよ?惚れた理由、でもなんか引かれそうだったからさw適当に顔って言っちゃった

伯玖君の手を握り椅子から立ち上がると伯玖君も立ち教会から離れた

※朝

凪桜

1番初めに助けられたのは大我さんだけど…正直あれって助けられた……と言ってもいいのか…

伯玖(はく)

止めた俺を褒めて欲しいもんだよ

凪桜

で、助けられたかと思ったらマッチを2本、目の前で消されるし……

伯玖(はく)

やめて普通に恥ずかしい……///

凪桜

…一目惚れって怖いわね、ほんと

伯玖(はく)

生憎…思う事は一緒なんだな

凪桜

似た者同士かしらね?

伯玖(はく)

行動力お化けと一緒にされるのは不服だからやめとくわ

凪桜

え、もしかして脱走の話してる?

伯玖(はく)

してる

凪桜

ごめんじゃん!

伯玖(はく)

ヘーラーの蛇が逃げ出したと思ったらお前さんが被って…挙句実は叡智の指輪でした、なんてな……

凪桜

本当は鉄道にすぐ乗れたもん!

伯玖(はく)

お前さんが被ってたベールのせいで乗れなかったって言うなw

凪桜

だってあれがこれになるとは思わなかったもん!

伯玖(はく)

怪異武具でも怪異に属されるからな、外に出ることは難しいな

凪桜

何で私なのよ!‪💢

伯玖(はく)

…俺はいいと思うぞ?

凪桜

ふぇ?

伯玖(はく)

ほら、なんつーの?ペアリングとか…結婚指輪……見たいな?///

凪桜

……ほんっとたまに可愛いこと言うよね

伯玖(はく)

な"ッ///か、可愛いってなんだよ!///

凪桜

いや、結構まじ、可愛すぎ

伯玖(はく)

ッ〜〜///

凪桜

私にからかわれてムキになってるのも可愛いよ?

伯玖(はく)

し、仕返しかよ…///

凪桜

そうだよ?wからかわれてばっかは嫌だからねw

顔を真っ赤に染める伯玖君の頬を撫でると手を握られ…引っ張られ流れるように唇が重なった

凪桜

ん…ほんっと…不意打ちはお上手なんだから…

凪桜

まぁ…照れ隠しは下手くそみたいだけどw

伯玖(はく)

うっさい…///

凪桜

はいはいwほら行こ、遅れちゃう

伯玖(はく)

あ、ちょッ…人の気も知らず……w

東京ディバンカーの短編集

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