人を好きになったことはない。
俗に言う”美人"に美しいという感情を持ったことはないし、
女が可愛いとも思わない。
夢野うき
サボ
サボ
俺がルフィの兄なのがそんなにおかしいか?
この女は俺を不思議そうに観察している。
ルフィと血は繋がっていないから顔は似ていないけど、立派な兄弟だ。
夢野うき
用事とやらで去っていった女は俺たちに小さく手を振る。
ルフィ
サボ
ルフィ
ルフィ
弟が気に入るなんて珍しいな。と少しだけ関心した
夢野うき
どういう状況だ、これは...
女が俺の股に触れており、赤面している。
こういうことは慣れていないのか。
可愛い。
自分からそんな感情が湧き上がるなんて思わなかった。
サボ
そう言うと、女はさらに顔を赤くして俺から視線を逸らすのだった。
神さま、サボさま、仏さま
本当に本当にごめんなさい
夢野うき
夢野うき
夢野うき
サボ
サボ
夢野うき
サボくんが馬乗りになっているので、少々苦しいながらも質問した。
サボ
夢野うき
夢野うき
サボ
サボ
夢野うき
顔が熱くて赤くて、もはや沸騰直前だと思う。
夢野うき
サボ
夢野うき
もしかしてこのイケメン、
私を誑かそうとして....?
夢野うき
サボ
サボ
夢野うき
いけない。
「好きな人」というワードは
彼の心にさらに火をつけてしまったらしい
サボ
夢野うき
サボくんは瞳を閉じ、顔を近づける。
綺麗すぎて見惚れてしまいそう
...まずい。抵抗できないっ
夢野うき
キーンコーンカーンコーン
予鈴だ。
サボ
サボ
夢野うき
恥ずかしい。
私は今きっと、だらしない顔をしているだろうから。
サボ
夢野うき
サボくんはどこかの王子様みたいに私の腕を取ると、
私みたいな平凡な女子では追いつかないほどのスピードで走り出した。
午後の授業は想像通り気まずかった。
サボくんは何事もなかったかのような顔をしていたので、
ただただ、恥ずかしい。
夢野うき
思い出しただけで顔が赤くなるが、冷たい風が吹きすぐに冷める。
夢野うき
夢野うき
「どちらかが冷めれば交際はしない」
ローの声が頭の中に響く。
夢野うき
夢野うき
考えただけで頰がだらしなく上がる。
家に帰るまで、サボのことは考えなかった。
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コメント
2件
きゃー!!めっっっっっっちゃ最高です❗ こんなことがロー先生にバレたら、、、、。もう、ハラハラドキドキです!