─ 薄暗いリビング ─
冬弥
……類…。(ご都合セカイで高校2年の時に戻ってる)
類
うん?(冬弥を押し倒してる)
冬弥
何故、俺を押し倒してるんだ?
類
冬弥さんが押し倒せそうな姿だったから?
冬弥
だとしても押し倒すな…
冬弥
ソファーで幼い俺(とや)が寝てるんだぞ…。
類
そう言えば…とやくん…。
類
最近ずっと自分の部屋で寝てないよねぇ…
冬弥
ああ…そうだな…
類
いつもソファーで寝ていて…
餓者髑髏を統べる者(類の本来の姿)
しかも背中を東の国の四凶……
餓者髑髏を統べる者(類の本来の姿)
窮奇の鋭い爪で切り裂かれてる痕がある…
冬弥
…類。本来の姿になってるぞ…
餓者髑髏を統べる者(類の本来の姿)
別に良いじゃないか…
餓者髑髏を統べる者(類の本来の姿)
そう言う冬弥さんだって、黒狐の天狐の姿じゃないか……
黒狐の天狐(冬弥の本来の姿)
…当たり前だ…。
餓者髑髏を統べる者(類の本来の姿)
良いねぇ、天狐って
餓者髑髏を統べる者(類の本来の姿)
妖狐の最上位なんだよね?
餓者髑髏を統べる者(類の本来の姿)
他の妖狐達に比べて…尾が4本あって、
餓者髑髏を統べる者(類の本来の姿)
薄らと光り輝いてるんだね
黒狐の天狐(冬弥の本来の姿)
ああ、そうだな。
餓者髑髏を統べる者(類の本来の姿)
凄いねぇ、それで…とやが窮奇に殺られずに済んだけれど…
黒狐の天狐(冬弥の本来の姿)
…ああ…窮奇の妖力に侵食されてなければ良いが…
餓者髑髏を統べる者(類の本来の姿)
そうだね…
黒狐の天狐(冬弥の本来の姿)
ああ…