桃坂洵
どこかも分からない場所を
もう何時間歩いたか分からない
桃坂洵
桃坂洵
今日何回目かの悪態が
少し騒がしい、森のような場所に響く
桃坂洵
桃坂洵
桃坂洵
そろそろ出社の時間だろうか、
それ程時間が経っていた。
桃坂洵
ただ、前に歩いていけば
何処からか音がした。
桃坂洵
少しの希望を胸に 前に進む速度を速める
桃坂洵
多数の光が段々と目に入り
聞こえる音も大きくなっていく
桃坂洵
食べ物のような匂いが鼻の奥へと
はいってくる
ガサ
桃坂洵
目の前に広がる光景に足を止める
桃坂洵
現実を受け止められないまま足が竦む
桃坂洵
角の生えた図体の大きいヒト
狐の顔をした女
目のないおかっぱの子供
雲のようなものに乗っているヒト
桃坂洵
桃坂洵
倒れたのだろうか、あたりは明るく
昼のようだった
桃坂洵
桃坂洵
憂鬱になる様な自分の問いに
心を掻き乱さられる
桃坂洵
また、何かの違和感を覚える
桃坂洵
桃坂洵
桃坂洵
桃坂洵
自分の体の違和感と共に
少し前に目にした信じられないような 光景を思い出す
桃坂洵
妖怪、幽霊、 なんてものは信じたことがない
信じる余裕さえなかった
桃坂洵
シューッ…ヒュル____
紅鬼
紅鬼
桃坂洵
紅鬼
紅鬼
桃坂洵
桃坂洵
桃坂洵
ブラック企業で約10年間、 ほぼ年中無休
もうすぐ三十路の独身、 ギリギリ20代
体育の成績は普通、桃坂洵は
現在、 今ある全てのスタミナと体力を
フルに稼働させ、 全力で走り続けている。
後ろには同じく全力で走り続けている 紅鬼
第三者から見たらそれはもう大変な
修羅場である。
桃坂洵
紅鬼
桃坂洵
紅鬼
桃坂洵
桃坂洵
桃坂洵
紅鬼
桃坂洵
桃坂洵
桃坂洵
紅鬼
桃坂洵
紅鬼
桃坂洵
紅鬼
紅鬼
紅鬼
桃坂洵
桃坂洵
紅鬼
桃坂洵
紅鬼
''吸気''
紅鬼
シュゥゥゥ…
?
桃坂洵
?
コメント
11件
むちゃくちゃ面白いwww ハイテンションな展開ですぐ読んでしまったwww
(´^ω^`)ブフォwww めっちゃ面白いですね㈱ 会話のテンポの良さが物凄く好きです㈱
この話アニメ化とかしたらめちゃくちゃ面白そうですね✨ 最後の登場人物は、鬼を倒す能力を持っているんですね 主人公がこれからどのように異世界で動いていくか、とても楽しみです!