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※🐶×🐵 ※BL、nmmn注意 ※性的な表現あり それでも大丈夫な方のみ、先へどうぞ。
俺はえんちょう。 少し腐った趣味を持つただの男子高校生。 今日は友人のいぬたぬきと一緒に本屋に買い物に来ていた。
いぬ
えん。
いぬ
えん。
俺は笑ってそう言った。 俺がそういう本が好きってことは、彼しか知らない。 彼は幼い頃からの親友…いわゆる幼馴染だから。 他の人には話せない事も、彼にだったら言えるのだ。 本屋に入り、何の迷いもなくBLコーナーに進む。 慣れたものだ。 彼は色んな本に視線を送りながら着いてくる。
えん。
今日は、俺の好きな漫画の最新巻の発売日なのだ。 あの尊い絡みをまた見れると思うと、自然ににやけた顔になってしまう。
いぬ
えん。
そう言いつつも、またにやけてしまう。 BLコーナーで見つけた、目当ての本を手に取る。
いぬ
えん。
えん。
いぬ
えん。
いぬ
あはは〜八重歯を見せてと笑う彼。 彼と話していると、気持ちが和む。 そして、思わず口に出してしまう。
えん。
いぬ
えん。
いぬ
いぬ
えん。
いぬ
えん。
いぬ
俺は彼の家で寝転がり、買ったばかりの漫画をめくっていた。 本屋に行った後は、よくこうやって彼の家に行くのだ。
いぬ
えん。
いぬ
えん。
いぬ
えん。
いぬ
いぬ
えん。
いぬ
彼はにやり、と笑む。
いぬ
意地悪そうな笑み。 思わず笑ってしまう。 きっと冗談なのだろう。
えん。
いぬ
彼がふっと真顔になる。 怖いくらい真剣な瞳でこちらを見る。
えん。
冗談じゃなかった?? 本気だった?? いやまさか…
えん。
俺が何かを言う前に、彼がその場で俺を押し倒した。
えん。
ふんわりとした柔らかなマットに身体が受け止められる。
えん。
いぬ
えん。
いぬ
えん。
あまりの急展開に、猛烈に混乱する。 俺のモノに、彼の手が柔く触れた。
えん。
いぬ
どことなく寂しそうで切なげな瞳。 こんな目で言われたら強く拒まなくて。
えん。
黙ったままだった俺に顔をぐっと近づけ、唇を重ねる。 全身から力が抜ける。 押しのけたりすることもできず、されるがままになっていた。
えん。
彼はそのまま口内に舌を入れてくる。 そしてされるがまま、舌と舌を絡み合わせる。 くちゃくちゃと淫らな水音。 始めてのキスに、頭がぼーっとする。
えん。
いぬ
思わず自分のものとは思えない声をあげてしまう。 彼の声で我に帰る。 かぁっと顔が真っ赤になり、熱を持つ。
えん。
いぬ
いぬ
えん。
いぬ
えん。
いぬ
いぬ
そう言いながら、彼は俺のモノをズボン越しに撫でていく。 頭の中はまだぐるぐるしていて、混乱状態。 でも、嫌って感じじゃなくて…彼の手を払いのけたりはしようと思わなかった。 っていうか、この雰囲気…俺が受けなのか? いつもの感じからして…いぬたぬきはMっぽいけど… ついついそんなことを考えてしまう。
いぬ
えん。
いぬ
彼がくすくすと淫靡に笑う。 また頬が真っ赤に染まる。
いぬ
彼は笑ってそう言い、俺の服を脱がせようとしてくる。 反射的にその腕を掴む。
えん。
いぬ
彼は俺の腕を押さえつけ、容易に俺の服を脱がせてしまう。 力なら俺のほうが強いはずなのに、抵抗できなかった。 猛烈な羞恥心が全身を走り抜ける。 彼の温かい掌が、俺のモノを直接 握る。
えん。
いぬ
彼が手をゆっくり動かす。 その刺激に、びくんと身体が揺れる。
えん。
最初はゆっくりだったそれが、段々と激しくなってくる。 激しさに比例するように、興奮がどんどん高ぶっていくのがわかる。 声を出すのはどうしても恥ずかしくて、歯を食いしばる。 彼の指が、先端を優しく擦った。
えん。
いぬ
彼がそっと耳元で囁く。 暖かく湿った吐息が耳に吹きかかった。
えん。
いぬ
えん。
彼はそれを聞き、にやりと笑うと、さっきよりも激しく俺のモノを擦った。
えん。
抑えきれなかった声が溢れ出る。 身体を痙攣させ、声をあげてイってしまう。 多分、その瞬間はとんでもない顔をしていたと思う。
いぬ
俺の性液を指に絡めて弄び、彼はそう笑う。 その指を、そっと俺のナカに挿れる。
えん。
思わず声を上げる。 彼の指がナカで動く。 激しく動かされたり、ゆっくり動かしていたり…深いところや浅いところを刺激する。 性感帯を探られているような、不思議な感覚。 そのうち、彼の指がある所に触れた途端、身体がびくんと飛び跳ねた。
えん。
いぬ
えん。
えん。
いぬ
えん。
えん。
いぬ
えん。
いぬ
いぬ
えん。
えん。
彼は俺の頭を撫でながら、いい所を刺激していく。 意思とは無関係に腰が震え、そのまま快楽に溶かされてしまうような心地がした。
えん。
息が乱れる。 身体の芯が妙に熱い。 ただ、与えられる快楽に喘ぐことしか出来なかった。
いぬ
いぬ
えん。
えん。
彼のモノが、俺の肉体を押し広げて沈み込む。 その瞬間。 今まで感じたこともないような爆発的な痛みが発生し、全力で身悶えする。
えん。
いぬ
いぬ
えん。
えん。
いぬ
えん。
さっきまで痛いだけだったはずなのに、気づいたらそれ以上の快楽も湧き起こってきて。 我を忘れて喘いでいた。
えん。
いぬ
いぬ
彼の上擦った声が聞こえ、同時に首筋に柔くキスが落とされる。 口から掠れた喘ぎが漏れた。 彼に貫かれ、突き上げられる感覚。 そのあまりに強い刺激に、目の前がチカチカする。
えん。
ガクガクと身体を震わせながら絶頂に達した身体に、より深い快楽が注がれる。 彼のモノが抜かれると、追い縋るように腰が震える。 もっと……… そんな思いに駆られるも、半分意識が飛びかけていた俺は言葉を発することすら困難だった。 彼の掌が、ぐったりとなった身体を優しく愛撫する。
いぬ
応えようとするけれど、疲れ切った身体は言葉を発することさえしない。 彼はいつもの笑みを浮かべて深く口づけた。 俺はそれに応えることもできず、彼の腕の中でただぼんやりしていた。 彼が何かを囁く。 疲弊か…はたまた別の何かが原因か…薄れていく意識の中で、ただそれが聞こえた。 その後頬にされたキスが蕩けるほど優しく、全身の力が抜けた途端、ふっと意識が途絶えた。
気づいたら、辺りはもう真っ暗になる時間だった。 目が覚めた途端、愛おしげに俺の頭を撫でる彼と目があった。 その後は言葉少なに着替えを済ませ、 そそくさと彼の家を去った。 胸はまだドキドキしていた。 足は少しふらついた。 頭は混乱している。 あの出来事はまだ、現実味が無かった。
えん。
えん。
自宅の前。 ぴたりと鍵を探していた手を止めて呟く。 まぁいいや、と鍵を開けて家に入り、ベッドに寝転がる。 あの時の興奮と、胸の高鳴りを生々しく思い出す。
えん。
彼の意図は何だったんだろう。 なぜ俺は拒まなかったんだろう。 何もかもよくわからなかった。 無意識に、髪の毛に触れる。 ふわふわと柔らかい金髪。 目が覚めた時、彼はこの髪の毛を撫でていた。 愛おしげな瞳を思い出し、胸が疼く。
えん。
なぜ……そう考えるときりがなかった。 『なぜ、こんな胸が鳴るんだろう』
きっと、俺がこの問いの答えに気づくのは…もうすぐの話だろう。