yan
「音楽室から鳴るピアノの霊」
そう言われてもあまりパッとしない
そもそも霊が俺に見える訳ない
霊感があるといきなり言われても
嘘としか思えない
???
???
???
et
そう名乗るとまた、etという人は ピアノを弾き始めた
et
yan
yan
et
yan
et
et
そう言い彼女は面白そうに笑った
しばらく俺は質問をした
俺の質問をetさんは大体答えてくれた
けれどetさんは自分に対する質問は決して
笑って誤魔化して答えてくれなかった
ある程度、質問をし終わった後、 etさんは
急に真剣な顔つきになった
et
et
et
七不思議の一人だって
yan
確かに本当のことかも知れない
でも、etさんは″生きている″って
可能性もある
人間でもこの時間に音楽室に 入ることも
可能だ
そう思い俺は自分の気持ちを 正直に言った
yan
yan
yan
yan
yan
yan
yan
俺がそう言い放った瞬間
彼女の表情が急に変わった
冷たくて...目に光がなくて
正直に言って...この目は
人間の目とは思えない
et
et
et
少しずつトーンが低くなっていく
et
et
et
et
et
et
et
et
急に俺の方をじっと見て
全てを見透かしたような目で見てくる
まるで俺が此処に来た理由が
既に分かっているかのように...
yan
声が出なくなっていった
et
et
et
et
et
et
死んでいくだろうね
七不思議の君は
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メロディーの約束
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