転送後 双子組side
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ギィィィッッ
かなり重いであろう、 入り口の鉄の扉が開く。
モブ
ドアの前で倒れる人。 青ざめた顔で、助けを 求めこちらに手を伸ばす。
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その人の首元に向かって、 赤色の、ひび割れた 皮膚の腕が伸びて、 こちらから見えたのは
赤鬼
こちらを、ギョロリと ルビーのような赤い目で 睨みつける、左腕がない 赤鬼だった。 背筋がピンと伸びていて 背は丁度りうらくんくらい。 細いけれど、かなり 筋肉質なようだ。
赤鬼
モブ
倒れ込んだその人の首に 噛み付いて、肩らへんの 肉を根こそぎ噛みちぎる赤鬼。 背骨や筋肉までもが 剥き出しになっていて、 思わず吐きそうになってしまう。 首から吹き出す、致死量とか いうレベルではない量の血。 さっき起き上がる時に触れた 床と同じ、金属の冷たい床に 真っ赤な血が大量にかかる。
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名前も知らない誰かが、 自分たちの目の前で 殺される光景。
赤鬼
もう一度こちらを向いて、 僕とれるちの顔を 交互に見る赤鬼。
赤鬼の次の矛先は、 僕?れるち? それとも…両方?
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立ち上がり、僕の手を 掴んで立たせようとする れるち。
恐怖で体が強張り震えて 上手く力が入らない。
怖い。
怖い。
怖い怖い怖い怖い 怖い怖い怖い怖い 怖い怖い怖い怖い 怖い怖い怖い怖い 怖い怖い怖い怖い 怖い怖い怖い怖い 怖い怖い怖い怖い 怖い怖い怖い怖い
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心配そうに声をかける れるち。
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戸惑いつつも、背中を さすってくれるれるち。
でもこのままだと、 2人とも赤鬼に 殺されてしまうだろう。
優しすぎるれるちが、 僕のせいで死んでしまう なんて嫌だから。
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途切れ途切れに そう言うと、戸惑いの 声を上げるれるち。
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俯いて、小さく そう言うと、僕を 背負うれるち。
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そこで初めて、れるちが 僕をおぶってからずっと 泣いていたことに気づいた。
あぁ、れるちはもう、 このゲームが終わった後の ことを考えてるんだ。 誰かが死ぬなんて、 誰かが欠けるなんて 考えてないんだ。 そう、そうだ。 誰か1人でも欠ければ すたぽらはすたぽら じゃなくなるし、 他の人を入れたとしても 元のすたぽらには戻れない。
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赤鬼が、天井を這う虫達に 気を取られている間に、 隙をついて、開け放たれた 鉄の扉から、2人で逃げ出した。
李音side
李音
ゆっくりと、ゆっくりと 目的の場所に向かって 鉄の床を歩く。
時折、靴底と床が 擦れ、音を立てる。
李音
こんな自分が嫌いだ。 玲音とそっくりな、 一卵性の双子に 生まれてしまったから。
俺らがまだ12歳だった あの夏、玲音は死んだ。
この館から、一歩も 外に出ないまま。
俺と玲音の、 誕生日の日に。
俺はあの頃、外の世界を 知らない、後先短い玲音に、 少しでも楽しんで欲しくて、 玲音との思い出を作りたくて、 玲音に学校や、友達と 行った海や遊園地などの 話をしたり、友達や悠にぃと 一緒に出掛けて、お土産 としてお揃いのアクセサリー などをプレゼントしたり、 バレないように、庭などに 連れ出したりもした。
玲音が死んだ夏、俺は 暫く、大好きな双子の弟の 死を受け入れられなくて、 何ヶ月も、玲音との思い出の ものを見たり、玲音のことを 思い出す度、涙が枯れるまで、 声が枯れるまで泣いた。 そして、俺は小学校を 卒業するまで 家から出なかった。
高校を卒業して この館を出て、一人 暮らしを始めてすぐ、 「整っている」とよく 言われる、在りし日の玲音の 面影を持つ、大嫌いな 容姿を少しでも 変えるため、髪を染めた。
玲音が今も生きていたら、 どうだったんだろうか。
兄弟で集まって、 遊んだり、酒を飲んだり 旅行に行ったりは、 していたんだろうか。
大好きな玲音が、 俺が小5の秋、つまり 俺と玲音が11歳の時、 とある実験を始めた。
人間などの動物の DNAから、人間を 殺す殺戮人形をつくろう、と。
その当たり前が、いかに 幸せかを知ってもらいたい とか言っていた気がする。
でも、"ソレ"が完成する より先に、玲音は死んだ。
俺は、玲音が死ぬ 直前、約束をした。
「玲音の為に、殺戮人形を 完成させる」と。
そうして俺と悠にぃは、 7体の"鬼"をつくった。
そして、実験の第一段階を 終えてすぐ、俺らは、 ソレがちゃんと対象を 殺すのか、実験をした。
その対象に指定したのは、 玲音から自由を奪った、 大嫌いな両親だった。
実験は成功。更に どこからか、"鬼が出る館" という噂が流れ、 興味を持ったオカルト マニアらが集まってきた。
だから、第二段階の 実験を始めることにした。
50人ほどいた彼らは、 俺らが計画した"鬼ごっこ"に よって、1日にして全滅した。
だから今回、最終実験 として、鬼側に枷を加えた 場合、人側は何日 逃げ切るのか。
1日あたり10時間、 朝食と夕食は食堂で 出るし、トイレも風呂も ちゃんとあるし、各々の 寝室もある。
玲音が未だに、成仏できずに ここに留まっていること くらい、双子の勘とやらで 分かっている。
李音
気配を感じて、 後ろを振り向くと
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李音
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李音
今回、内通者として いむくんを選んだのには 理由がある。 一つは、悠にぃがメンバー分 のDNAを採取する際、 いむくんにだけ、それが バレてしまったこと。
二つ目は、いむくんが 裏側に抱える、大きな闇。
三つ目は、『人間は、信用 していた人間に裏切られた時 どうなるのか』を調べる為。 これに関しては、別に 誰でも良かったのだが、 メンバーからの信頼度が 最も高いであろう悠にぃ、 そしていむくんが 実は主催者側だと知って 絶望し、疑心暗鬼になって 貶め合うのは、人間 という生き物が結局 一番怖い、ということを 身を持って知って もらえると思ったから。
李音
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李音
李音
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李音
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李音
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李音
手を振って、来た道を 戻っていくいむくん。
流石にあれで歩いてたら、 皆逃げると思うけど。 やっぱりバカ? いむくんって。
李音
やっと辿り着いた 目的の場所。この館の 一番端にある為、かなり 歩かなければ辿り着けない。 更に、館内はかなり 入り組んでいる為、 初めて来る人は絶対に 辿り着けない。
誰も見ていないことを 確認し、ドアノブに 手を伸ばす。
カチャッ キィィィィィッ
ドアノブに手をかけ、 重いドアを押すと 錆びた戸がゆっくりと開く。
その中に、無言で入った。
終わり方びみょッッ!
てか双子組しか出してねぇ。
さぁさぁ、段々と このゲームに隠された 秘密やゲーム開始前の裏側が 明らかになってきましたッッ!
次回、第6話 「1日目 終了」
ついに次回、長かった 1日目が終了しますッッ! (ぶっ飛ばしすぎ) …これいつ完結…??
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