喜楽里
その後すぐに、瑠々愛が事故に遭った。
また、車の事故だ。
俺がいたから?
俺のせい?
…分からない
でも、今俺が出来ることは
喜楽里
それからずっと
瑠々愛が入院してる病院にずっといた
ずっと、ずっと…
話したのは、楽しかった思い出だけ
辛いことは思い出させたくないから…。
瑠々愛
喜楽里
瑠々愛
少しでも笑ってくれたら
その日は良い日
瑠々愛
喜楽里
何も喋らなかったり
笑わなかったら
その日は駄目な日
…いつ、思い出すのかな
正直、思い出してほしくない
だって、苦しい思い出ばかりだから
…分からない
俺は、どうしたら良い?
瑠々愛に辛い記憶を思い出させないこと?
それとも…
今までの記憶すべて思い出させること?
…俺は、何をすれば良い
…もう、どうでもよくなってるのか?
ちがう、そんなわけ無い
…俺は、瑠々愛が…
好き
なんだよな…?
…それすらも…
喜楽里
嗚呼、いったいどうすれば良い?
瑠々愛もきっと苦しい
いや
瑠々愛の方が苦しい
そう信じながら生きてきた
でも、それはただの『妄想』
記憶がすべてある方が、苦しい。
…そのことは、よく分かってるつもりだ。
否定されても良い
罵られてもいい
それでも
瑠々愛がいれば良い
生きる意味?
…そんなの、探したって無駄だ。
だって、それは、
死ぬ意味
消える意味
…それを、探してるだけじゃないか
…そんなの…嫌だ
…分かってる
喜楽里
喜楽里
喜楽里
喜楽里
喜楽里
喜楽里
喜楽里
喜楽里
喜楽里
喜楽里
喜楽里
喜楽里
喜楽里
瑠々愛
ばいふた!
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