クラスメイト
ウソダヨさん
享太
享太
俺には1つ特殊能力が備わっている
それは他人の嘘を必ず感知できることだ
といっても、本当はこの ウソダヨさん(俺が勝手にそう呼んでる)が教えてくれてるんだけど
こいつはいつからだろうか 人の嘘を極度に恐れるようになった俺に憑いた(?)ヤツだ
朝起きたら鏡にこいつが映ってて そのまま二度寝するハメになったことがある...
そしてどうやら他の人には見えてないし、声も聞こえてないらしい
でも慣れてしまえば空気みたいなもので、いつしかそこまで気にも留めなくなっていた
とにかくなんでかは知らないが こいつは人のウソに反応して俺にそれを教えてくれてる
嘘が蔓延する世の中に 必須な存在と言える
あいつも、あの子も、それにあの人まで皆嘘つきだった
そんな奴らと本当に仲良くなりたいなんて絶対に思わない
とまあこんなかんじで 俺を数々の嘘から守ってきてくれた
正直感謝はしている
一人の時くらい お礼も言うべきだろう
享太
ウソダヨさん
享太
享太
享太
享太
享太
ウソダヨさん
ウソダヨさん
享太
ウソダヨさん
享太
ウソダヨさん
享太
何を喋っているんだコイツは
ウソダヨさん
T山サンノ告白モ
コーチノ褒メ言葉スラモ
ウソダヨさん
君ハソレヲ全テシンジタ
????????????
なんだ??
なんなんだこいつは????
目の前で喋り始めた不気味な存在は 俺にはとても受け入れ難かった
あれがウソ? 何の話をしているんだこいつは
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
享太
ウソダヨさん
ウソダヨさん
享太
ようやく理解が追い付いてきた
コイツの言ってることはウソだ
でも何故今の状況が当てはまっているんだ???
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
享太
ウソダヨさん
ウソダヨさん
享太
ウソダヨさん
愛ノ告白モ
感謝ノ言葉モ
慰メノ言葉モ
親ノ心配スラモ!!!!!
ウソダヨさん
享太
ウソダヨさん
享太
ウソダヨさん
ウソダヨさん
スマナカッタ...
嘘ついてんじゃねぇ!
享太
享太
享太
享太
俺の人生が壊れゆくのを見るのが楽しかったってかよ!!??ええ??
ウソダヨさん
ウソダヨさん
享太
ウソダヨさん
君ハ怠惰ダ
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
享太
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
享太
享太
享太
ウソダヨさん
君ニヨリ良イ人生ヲ送ッテ欲シカッタダケナンダ
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
享太
享太
享太
ウソダヨさん
ウソダヨさん
ウソダヨさん
享太
ウソダヨさん
享太
享太
ウソダヨさん
そう言うと目の前からウソダヨさんは姿を消してしまった...
享太
享太
享太