前回までのあらすじ
ついにイタ王邸へ辿り着いたソ連
一刻も早くナチスの 元に向かおうとするも…
⚠️ATTENTION⚠️ ※☭×卍前提 ※🇮🇹👑×卍 ※旧国有り ※政治的意図無し ※♡汚喘ぎ有り ※首絞め
⚠︎政治的意図無し⚠︎ 戦争賛美✕ 一部史実が含まれますが、 諸説あります ご容赦ください
𝑳𝑬𝑻'𝑺 𝑮𝑶_______
カチャッカチャカチャ……
ガチャッ!!
ソ連
巧みなピッキングにより、 ソ連はイタ王邸の門の鍵を 開けることに成功していた
ナチス
イタ王
ソ連
盗聴器の受信機から漏れる ナチスの嬌声に心がえぐられる
ソ連
ソ連
目的地は、既に目と鼻の先まで来ていた
ソ連
誰もが幸せな世界を作る…と
_________
______
____
1917年
長く続いた 第一次世界大戦により
国の経済状況は厳しく
ロシア国民の 不満は高まり続けた
そうして団結した 労働者たちの反乱により、
ロシア帝国は倒れた
ロシアの民衆は、 皆不平等な世界を憎んだ
そんな世界を回していた、 資本主義を嫌った
共通の敵を前に団結した 民衆の力は強大で
ロシアでは、 世界中で机上の空論と嗤われた
ある経済体制が成立した
社会主義である
そして
1922年
12月30日
パンと平和を約束した 社会主義者、
並びに労働者達の 団結によって、
「彼」は生まれた
ソビエト 社会主義共和国連邦
世界初、 唯一の社会主義国であった
「誰もが幸せになれる」
そう謳われた社会主義は
国民の誰もを魅了したのだった
そう、「誰も」が____
_______________
___________
_______
ナチス
……ごりゅっ!♡♡
ナチス
イタ王
ナチス
ナチス
イタ王
ナチス
ナチス
せめてもの否定を、と、 揺れる身体に抗い首を横に振る
ナチス
イタ王
イタ王
イタ王
ナチス
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
ナチス
それでも抗う気持ちとは裏腹に、 ナチスは腰を反らせ 快楽に悶えていた
ナチス
ナチス
ナチス
イタ王
ナチス
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
ナチス
イタ王はそう言って、 射精出来ないよう握っていた ナチスのソレから手を離した
イタ王
ナチス
イタ王
イタ王のピストンが加速する
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
イタ王
ナチス
ナチス
イタ王
ナチス
イタ王
ビュルルルルルルルルッ!!!!♡♡♡♡ どぷっどぷっ♡♡
ナチス
イタ王の絶頂と同時に、 ナチスのそれからも 白濁色の蜜が溢れ出した
イタ王
イタ王
イッちゃったね…?♡♡
ナチス
快楽に思考力が追いついた途端、 ナチスの目から雫が零れ落ちた
ナチス
イタ王
ナチス
『ソ連ッ…』
イタ王
ナチスはソ連への罪悪感で 押し潰されそうだった
しかしそのソ連への気持ちが、 イタ王を傷つけていることを、 ナチスは理解していなかった
イタ王
イタ王
イタ王
イタ王
ナチス
ナチス
突然ナチスの首に手がかけられ、 喉を包むそれから強い圧を受ける
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
イタ王
ナチス
イタ王
イタ王
イタ王
イタ王
イタ王
ナチス
イタ王の顔を見ると、
彼は目いっぱいに涙を溜めていた
ナチス
私の言葉が……
知らず知らずの間に こいつ『イタ王』を 傷つけていたのだな
ナチス
イタ王
ナチス
ナチス
すまないッ……
イタ王
ナチスの言葉に、首を締める手が緩む
ナチス
私がっ……悪かったっ……
_____________
_________
_____
ソ連
イタ王邸の廊下で、 ソ連は力の抜けたように へたりこんでいた
最愛のナチスが イタ王に汚されたそのショックは、
ソ連には大きすぎるものだった
ソ連
絶望の縁で、過呼吸にも似た浅い呼吸が弱々しく口から漏れ出していた
ソ連
ソ連
ソ連
同棲のきっかけになったあの初夜まで、
ナチスはソ連が嫌いだと公言していた
しかし結ばれた今も 何故ナチスがそう呈していたのかは 分からず
幸せな日々の中に唯一、 ソ連の心に 黒い影を落としていた
ナチス
ナチス
うなだれるまさにこの瞬間も、
盗聴器を通してナチス達の様子が 音声で中継されていた
イタ王
イタ王
イタ王
イタ王
イタ王
追い打ちをかけるように、 イタ王の言葉が耳をつんざく
ナチス
ナチス
ソ連
ソ連
「資本主義と社会主義の対立が、 自分たちを分かつときが 来たのだ」と
そう思うことでしか ソ連が正気を保つ方法は無かった
イタ王
イタ王
イタ王
ソ連
イタ王
イタ王
イタ王
イタ王
√社会主義者たちのせい だって…!!!!
ソ連
辛そうな、悲しそうな表情がソ連に見える
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
ソ連
首を圧迫される中、 懸命に押し出されるナチスの声に、 胸が締め付けられる
ナチス
ナチス
ナチス
イタ王
√ッ何よりっ!
√私たち枢軸軍の指揮を 下げないためだっっ!!
ソ連
ソ連の心にずっと残っていた わだかまり
自分を好いていたはずのナチスが、 「ソ連は敵だ」と公言していた訳……
それはナチスの、 仲間の勝利、幸せな未来を願う 想いからだった
イタ王
イタ王
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
ソ連
世界で唯一の 社会主義国家である俺を…
枢軸共通の敵として
軍の指揮をあげようとした… ってわけだ
ソ連
……俺と同じ…だな…
ソ連は共通の敵を 資本主義として掲げた、
そんな労働者達の 団結によって生まれた国だった
共通の敵を前にして 発揮される集合の力が どれだけ強大なものか
ソ連が1番良く知っていた
ソ連
ゆっくりとソ連が立ち上がる
お前のことも、 必ず幸せにしてみせるから
思想の違いは変わらない
そこに存在する隔絶も変わらない
しかし
真実を知った今
もはやソ連の心には
影の一つさえないほど
強い光が差していた
To Be Continued…
コメント
10件
ナチ.˚‧º·(°இωஇ°)‧º·˚. ソ連頑張れッ
1000♡いただきました!続き楽しみです!
久しぶりにけんさ都様の小説を 拝見させていただきました。 今まで見れなかった分一気に読む のはとても楽しかったです。 毎回けんさ都様の小説を拝見する 度炉留や歴史用語が用いられ本当 に凄いなとしか思いません。 この小説が最終となるのはまた 楽しみで終わってしまい悲しい 気持ちも有りますが、けんさ都 様を応援する気持ちは変わり ません!!これからも末永く応援 してます!!