前回までのあらすじ
真実を知ったソ連
絶望の淵から舞い戻り、 再びナチス奪還へ向け 歩みを進め始めた
イタ王もまたナチスの枢軸への 想いに気が付き……
⚠️ATTENTION⚠️ ※☭×卍前提 ※🇮🇹👑×卍 ※旧国有り ※政治的意図無し ※♡汚喘ぎ有り
⚠︎政治的意図無し⚠︎ 戦争賛美✕ 一部史実が含まれますが、 諸説あります ご容赦ください
𝑳𝑬𝑻'𝑺 𝑮𝑶_______
___イタ王の手が首にかけられたまま
ナチスは懸命に話した
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
ナチスを首を締めていた手がさらに緩む
ナチス
気管に息が通り始め、 思わず咳き込むナチス
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
イタ王
世界で唯一の 社会主義国家であるソ連を…
枢軸共通の敵として
軍の指揮を あげようとした…?
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
ついにナチスの首からイタ王の手が離され
項垂れるようにその手で 自分の顔を覆った
イタ王
イタ王
ナチスの真意を知った今、 イタ王は大きな罪悪感に苛まれた
ナチスの心の底にある 仲間への想いに気が付かず
僕はただ嫉妬に狂い
大切な人をも傷つけてしまった
その想い人は今までずっと 自分の恋慕を殺して
僕たちの幸せを 願ってくれていたというのに
イタ王
イタ王
イタ王
そう言って顔を上げたイタ王の瞳からは
大粒の涙が零れ落ちていた
水滴がナチスの顔にぽつりと落ちる
その雫は悲しいほどにあたたかかった
ナチス
ナチスがイタ王の涙に 困惑するのと同時に...
バンッ!!
勢いよく部屋の扉が開かれた
ソ連
イタ王
ナチス
ナチス
ソ連がようやく2人の元に たどり着いたのだった
ナチス
ソ連
ナチスとの再会に安堵しつつも、 瞬時にイタ王を 睨みつけるソ連
ソ連
ソ連
ソ連は部屋に入るや否や イタ王に掴みかかった
ナチスをイタ王から引き剥がし、 イタ王の胸ぐらを掴んだまま壁に 叩きつける
イタ王
強い衝撃と痛みに思わず顔を歪めた
ソ連
ソ連
大きく振りかぶられたソ連の拳を前に
イタ王は悟った
イタ王
イタ王
イタ王
イタ王
(嗚呼...)
(ごめんね、ナチ)
イタ王は目を瞑り ソ連の拳が 自分を撃つのを待った
目を閉じる寸前、 ナチスと目が合った気がした
イタ王に向かいソ連の拳が振り下ろされる
まさに、その時だった
ナチス
ソ連
ナチスの声にソ連の動きが止まる
ナチス
ソ連
ソ連
ソ連
ナチス
イタ王
そろりとイタ王が目を開けると、 今度こそ、真っ直ぐにこちらを見つめる ナチスと目が合った
ナチス
ナチス
ナチス
イタ王
ナチス
ナチス
ソ連
ソ連
小さく舌打ちすると、 ソ連は乱暴にイタ王から手を離した
ソ連
ソ連
国家諸共粛清してやるからな
へたり込むイタ王にソ連はそう釘を刺した
イタ王
イタ王
ナチスがこちらへ歩み寄ってくる
ナチス
ナチスはへたり込むイタ王にかしずき、 謝罪した
イタ王
(悪いのは、僕なのにッ.....)
自分があまりに格好悪くて、 イタ王は上手く返すことができなかった
ソ連
ソ連
ナチス
ソ連に急かされ、 ナチスは立ち上がると踵を返した
イタ王
遠のく想い人に思わず声を漏らす
ソ連が扉を開け、ナチスを先に通す
ナチスが部屋から出る すんでのところで、彼は歩みを止め、
最期にイタ王にこう告げた
ナチス
ナチス
ナチス
イタ王
ギィィ...バタン......
重い扉の閉まった音が、 イタ王の広い石造りの寝室にはよく響いた
イタ王
イタ王
イタ王
涙を拭い、そう呟く
イタ王
イタ王
幸せになってね、シンデレラ
イタ王の瞳から流れる涙は
美しく輝く エメラルドの地中海を 思わせるほどに
青く澄んでいた
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ギィィ...バタンッ
ソ連
ナチス
ようやくナチスを奪還できた ソ連だったが、 先に出たナチスの 足取りが何やらふらついている
ソ連
ナチス
ナチス
ソ連
倒れたナチスを瞬時に受け止める
極度の緊張からの解放に、 気を失ってしまったようだった
ソ連
ソ連
ナチスを抱きとめたままそうボヤく
ソ連
ソ連
そう言って強くナチスを抱きしめると、
ソ連
ソ連
ナチスを姫抱きにして、 ソ連は帰路に着いたのだった
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ナチス
ナチス
目が覚めるとそこは、
見知った天井、暖かなベッド
ソ連
重い瞼を薄く開けると、 目に映るのは黒のハイネック……
ナチス
ソ連
ゆっくりとナチスが身体を起こす
と、ソ連が抱きついてきた
ナチス
鬱陶しいとでも言うように 顔をしかめるナチス
と、寝ぼけていた頭に 流れ込んだ昨夜の記憶が ぼやけた視界に色をつけていく。
ナチス
夢もうつつだった頭に、 その写像は刺激的すぎた
ナチス目は一気に覚め、同時に 猛烈にセンチメンタルな気分に襲われた
ソ連
ソ連
ソ連
ソ連
ソ連
ソ連
ソ連
ナチスを一層力強く抱きしめた ソ連からの言葉の最後は、
彼からは想像できないようなくらい あまりに弱々しかった
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
ソ連
ソ連
最大の愛しさを込めて言う
おかえり...!
ナチス
ただいま
そう答えてナチスは ソ連の背中を抱き返し、 慰めるように優しく叩くのだった
最愛のあたたかさに酔いしれていると、 ソ連はふとあることを思い出した
ソ連
ナチス
ソ連
ナチス
ソ連
ソ連
ニマニマと悪い笑顔を浮かべ ソ連が尋ねる
2人の間の空気は完全に日常に戻っていた
ナチス
ナチス
ソ連
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
ソ連
ソ連
そう言ってソ連は ベッドから立ち上がると、 あるものをナチスへ投げ渡した
ナチス
ナチス
ソ連
貞操帯♡♡
ナチス
ソ連
ソ連
ナチス
珍しく理にかなったことを言うソ連に 言葉が詰まる
ソ連
ソ連
ナチス
ソ連
ソ連の言葉に生唾を飲み込むナチス
ソ連
ナチス
ナチス
ソ連
肉体的な交わりだけでなく、 気やエネルギーなど、もっと 深い部分を与え、受け取り合う、 心と心を繋ぐ究極の行為
それは5日に分けてキスから愛撫、 絶頂までの プレイを行うものだった
ソ連
ソ連
ソ連
ソ連
ソ連
ソ連
ナチス
ソ連
ソ連
ナチス
ソ連
ナチス
ソ連
ソ連
ナチス
ソ連
ソ連
じっくり5日かけて 消毒してやるからな
To Be Continued…
最終回まで
残り3話
コメント
24件
ちょっとイタ王可哀想…泣 辛…
めちゃ!楽しみです! あと!最初の方に!ソ連が!アメリカから!もらってたものって!結局!なんだったんですか!?(クソデカボイス)
えっもう残り3話なんですか⁉︎貴方の作る小説もう私の癖にドストライクしてるのでもう最新話が出るたびにハラハラドキドキさせてもらってます!残り3話はとても悲しいですが…引き続き頑張ってください!長文失礼しました