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春千夜

ってことでさ、

春千夜

連れてきちゃった★

テヘペロ、とでも言わんばかりの三途の様子に九井が盛大に息を吐き出す。

九井

っはぁーーー

九井

・・・

九井

確か俺、今日で6徹目だったよな…

九井

幻覚か。

春千夜

幻覚じゃねぇわ!

そう叫んだ三途が両脇に抱えているのは、二人の小さな幼児だった。

九井

わけわかめ過ぎるだろ

春千夜

それ結構古いぞ

九井

黙れ

九井

ほんっとになんでその結論に至ったんだよぉー

九井

勘弁してくれ…

そう言うと九井は天を仰いだ。

どうやら三途の話によると以下の通りであるとのことであった。

スクラップが終わって教会を出たら迷子になった。

途方に暮れていたらこの双子が現れ自分達をもらってくれるなら帰り道を教えてやると言われた。

親はいないのかと聞いたらいないと言っていた為過去の自分と重なり思わずここまで連れて帰ってきてしまった。

とのことらしかった。

すると突然、幼児のおさげの方が口を開いた。

ちっこいの1

ここ春の家?

九井

春千夜

いや、違う

九井

しゃ、喋った…

ちっこいの1

春の家いく。

ちっこいの1

春と一緒に暮らす。

ちっこいの1

約束。

九井

何言ってんだこいつら…

九井

約束って、

九井

お前やばいこと約束してねぇだろうな⁈

春千夜

いや、それが

春千夜

俺はなんも約束とかしてねぇし

春千夜

けどこいつらずっと約束、約束って言ってんだよな

出会ってから今までずっと押し黙っていたさらにちっちゃい方がその言葉を聞いた途端に顔を上げた。

ちっこいの2

したよ!

ちっこいの2

あかいやくそくしたもん‼︎

春千夜

あぁ、そう、これ。

春千夜

こいつらずっと赤い約束赤い約束って。

九井

んー

九井

なぁちっこいの

ちっこいの1

俺らの名前ちっこいのじゃないし。

九井

っあ゛ー

九井

じゃぁなんて呼べばいい?

ちっこいの1

春、俺らに名前つけて。

春千夜

は?

ちっこいの1

早く!

春千夜

春千夜

な、名前…

九井

お前らやめとけ

九井

こいつのネーミングセンスは壊滅だ。

春千夜

おい

九井

だってほんとのことだろ

ちっこいの1

春、お願い…

おさげ髪が三途の腕の中からうるうるとした瞳で三途を見上げる。

春千夜

うっ

春千夜

あー

しかし残念なことに三途のネーミングセンスは本当に壊滅なのだ。

関東卍時代、九井がインテリアとして買ってきたグッピーに名前をつけようという企画が持ち上がったことがあったのだが、

三途は自身に割り当てられたグッピーに「てんてけももみん」と名付けたのだ。

それも真剣に考えて、大真面目に。

春千夜

う゛ー。

春千夜

別に俺じゃなくても良くね?

ちっこいの2

ダメ!

ちっこいの1

春じゃなきゃダメなの!

幼児たちがキャンキャンと三途の腕の中で吠える。

春千夜

んー

その時ふと、三途は思い出した

春千夜

((そういやこの前視察に行ったキャバでーーーー

「この髪飾り可愛くないですか〜?蘭の花なんですぅ〜♡花言葉、知ってます?-幸福が飛んでくる-らしいですよぉ〜、私のところにもー、飛んでこないかなー?ピンクでぇ〜ちょっと危険な香りのする、し・あ・わ・せ♡」

春千夜

((そういやそんなこといいながらしなだれかかってきた女がいたっけ…

春千夜

おええええ

春千夜

((そういえば他にも …

「なぁ、三途。知ってるか?」

春千夜

((そういやなんでマイキーはあんなこと知ってたんだ?

「竜胆の花言葉ってさ、正義と死んだあなたを愛する。なんだって。全く別の意味の花言葉だけど、裏表みたいに違和感のない組み合わせだよな。」

春千夜

((竜胆の花言葉なんて…

春千夜

・・・

ふと三途が自分の両脇に抱えたちびっこ2人をチラリと見る。

そしてぽそっとつぶやいた。

春千夜

蘭と、竜胆

緋い約束(吸血鬼パロ) 灰春

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コメント

4

ユーザー

マジで好きっス☆(読むの遅れてすいません☆)

ユーザー

投稿は主様の出したいときとかに出したらいいと思います!言い方あれだったらすいません🙏そして可愛い!!!良く思い出した!春千夜!

ユーザー

春千夜のネーミングセンスじゃないけど… 花の名前をつけるっていう思考が好き…

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