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めい
なんで、あそこから逃げちゃったんだろう。
あの子なら、
…クロならきっと、分かってくれるはずなのに。
めい
めい
ただただ泣いて、自分を嘲笑って、絶望して。
自分の醜態は、見ていられないほど痛々しい。
日に日に増える傷。
泣き腫らして狭くなる視界。
何もかもが情けなくて。
めい
めい
めい
─まあた、かあいい子が居てはるわ…
めい
めい
あらまあ、聞こえてはるの？
─せやったらぁ…
めい
─冷たくて細い手が、僕の首に添えられる。
生ぬるい吐息が頬をかすった。
???
めい
???
???
めい
顔を合わせると、
黒目がいくつもある右目でぎろりと見つめられた。
人間とはかけ離れた存在に、ぞくぞくと背筋が凍る。
???
─同性愛者、なんやろ？
めい
めい
???
???
???
???
???
めい
???
???
めい
???
めい
???
???
???
???
???
めい
─光。
真っ暗だった僕の心に、手を差し伸べてくれた、光。
???
???
─核心を突かれたような感覚。
???
めい
???
???
???
???
???
めい
めい
助けて、くれる
嫌だよ、こんな人に
お願い助けて
クロじゃなくちゃ
???
???
魁
魁
めい
魁
めい
めい
くろ
くろ
くろ
めい
めい
くろ
くろ
めい
めい
めい
めい
くろ
くろ
くろ
─なんだ
ええチャンスやないの
めい
めい
くろ
めい
めい
めい
─いっしょ、だからね
─そうだよ
一緒にいようね
アタシが少しづつ、少しづつ
喰って楽に、してあげる
end
コメント
2件
きしょい目くゃん！？
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