🎅🏻 Happy Merry Christmas 🎄
今回は連載ではなく、 このお話だけで完結するように しましたぁ!!
少し長いかもしれませんが 良ければ読んでくださると 嬉しいです😭
ハートとかコメントとかブクマして下さる方とかフォロワーさんがいてくださって幸せいっぱいです♡♡
無言フォロー、ブクマとかも 全然大丈夫なので お気にせずでお願いします☺️
このお話はBLを含みますので 苦手な方はご了承ください。
では、どーぞ🎁
こくん
朝が苦手な僕は珍しく アラームがなる前に目を覚ました
大きく伸びをして カーテンを明けお日様の光を浴びる
こくん
そう思っていたのは束の間だった
机の上に置いてあるスマホが 大きな音を立てる
こくん
スマホを手に取って 耳に当てる
こくん
りくん
りくん
悠然とした僕とは対称的に 焦った声が聞こえる
こくん
りくん
こくん
一気に血の気が引いた
壁にかかっている時計を見ると もうお昼過ぎだった
こくん
僕は早口でごめんとりいぬくんに伝えて 電話を切り、支度を始めた
急いで電車に飛び乗る
タクシーで行こうとしていたが 電車の方が断然速かった
こくん
息を整え、メンバーや スタッフさんからの連絡を 返していた
こくん
メンバーのグループLINEを開いて 驚く事実がもうひとつあった
りくん
なくん
ジくん
さくん
なくん
ジくん
りくん
さくん
りくん
なくん
1時間前のLINEだった
るぅとくんも遅刻しているらしい
謝罪の文を送ろうと 文を打っていると
るくん
るぅとくんからのメッセージが 映し出された
こくん
続けて僕も送信した
電車を降りて速攻で スタジオに向かって走っていると
僕より少し背の高い 見覚えのあるシルエットの人が 前を走っていた
こくん
るくん
どうやら僕達は 同じ電車に乗っていたらしい
こくん
るくん
僕らは互いの顔を見た
こくん
るくん
こくん
るくん
なんだか自分たちが馬鹿らしく 思えてきて笑いが込上げる
こくん
るくん
こんなところをメンバーに見られたら相当軽蔑されるだろう
るくん
こくん
るくん
るくん
間抜けなことを真面目に話している
るぅとくんはわりとなんでもこなすオールマイティな人だ
なのに時々遅刻をしたり、子どものように無垢な姿を見せる
そういうところが好きだ
るくん
こくん
無邪気に笑って 僕のことを惑わせる
るくん
こくん
僕は少し意地悪なことを言うと
るくん
ムキになって 困った顔をする
るくん
少ししょんぼりして 口を尖らしている
こくん
そういうところが好きだった
だから僕は るぅとくんと距離を置いた
昔はほぼ同居していたくらい 仲が良くていつも一緒だったけど
そばにいればいるほど メンバーとして見れなくなって
好きになっていった
時間が経てば 消えると思っていたけど
どうやらそう簡単には 変わらないみたいだ
こくん
るくん
僕は気持ちを悟られないように るぅとくんを置いて走った
無事、スタジオに着き リハーサルが始まった
正直、るぅとくんのことで 頭がいっぱいで 集中なんて出来なかった
ジくん
元気がないことを察したのか 休憩中にジェルくんが声を掛けてきた
こくん
ジくん
肩をポンポンと叩いて 励ましてくれた
遅刻のことを気にしてる訳ではないが元気づけてくれるジェルくんの優しさに涙が出そうになった
気づけば外は暗くなっていて リハーサルが終わり解散する頃には 気温も下がって肌寒かった
りくん
なくん
ジくん
りくん
ジくん
なくん
さくん
なくん
さくん
るくん
りくん
こくん
なくん
僕らはラーメンを食べて 帰ることになった
こくん
なくん
るくん
さくん
りくん
ジくん
僕とるぅとくんは家が近いことから 2人だけで帰ることになった
るくん
マフラーに顔を埋めて 手を擦っている
昔は普通に手繋いでたな
ふと昔の記憶が蘇る
こくん
るくん
その日も今日くらい寒くて 家に帰る途中だった
るくん
こくん
僕は右手をるぅとくんに差し出した
すると、るぅとくんは僕の手を握って るぅとくんの上着のポッケに 繋いだ手を入れた
るくん
るぅとくんの顔は 寒いせいか少し赤くなってて
僕は1人でドキドキしていた
こくん
るくん
優しく微笑む横顔が 本当に綺麗で
時間が止まればいいと思った
ずっとこうしていたい
その日はわざとコンビニに寄って 満腹だったが2人で カップラーメンを買って
近くの公園でたわいもない話で 盛り上がっていた
そんな時間が愛おしかった
るくん
るぅとくんの声で 僕は我に返った
こくん
るくん
そういえば昔よく 話聞いてないって怒られてたっけ
るくん
少し悲しい表情をして呟いた
こくん
るぅとくんは僕に変わって ほしかったのかもしれない
僕がるぅとくんを避け出したことで距離ができたのもあるが
るぅとくんも僕を避けているように見えた
嫌われたのかもしれない
最初はすごく悲しかったし どんなに辛くてもいいから そばにいることを選べば 良かったと思うこともあった
でも今はそれで良かったと 少しだけだけど思える
いっその事僕を嫌ってほしい
るくん
明らかに空元気で 笑うるぅとくんの目には 涙が溜まっていた
僕は気づかない振りをして
こくん
空元気で笑って返した
るくん
こくん
るくん
1度決めたら考えを曲げない
こくん
るぅとくんが頑固になった時 僕がいつも言っていたセリフ
こくん
るくん
るぅとくんが無邪気に喜ぶまでが 僕たちのお決まりだった
るくん
こくん
結局るぅとくんに押し負けて お泊まりすることになったけど
お泊まりなんて何年ぶりだろう
るくん
キッチンで鼻歌を歌いながら 食器を洗うるぅとくん
まるで数年前に戻ったみたい
こくん
こくん
るくん
正論を言われて僕は黙り込む
るくん
こくん
朝やろうとしていた編集が まだ残っていた
食器洗いは任せて 僕は作業部屋に向かった
気がついたら2時間ほど経っていた
こくん
疲れて伸びをすると、 ドアをノックする音がする
るくん
ホットミルクをるぅとくんが 持ってきてくれた
こくん
るくん
ホットミルクの甘さや温かさも 僕好みで全て完璧だった
こくん
僕が褒めると嬉しそうに 照れて笑った
相変わらず素直な人だ
るくん
こくん
そう言うとるぅとくんは 驚いた顔をして ぎこちなく笑みを浮かべた
るくん
るくん
るくん
僕を小馬鹿にしていたが 目だけは悲しそうだった
2人ともお風呂から上がり、 2人でバラエティー番組を観ていた
こくん
るくん
2人の笑い声が部屋に響く
本当に懐かしくて 色々思い出す
お風呂上がりにアイスを食べて るぅとくんがソファにアイスを こぼして軽く喧嘩になった事
僕がお酒に酔って 体調崩してるぅとくんが 介抱してくれた事
夜中コンビニに行って 鍵を忘れてオートロックだから 締め出された事
るぅとくんといるとハプニングだらけで騒がしかったけど
すごく楽しくて 幸せだった
るくん
時計を見ると 12時をまわりそうだった
こくん
テレビを消そうと リモコンを手に取ると
るくん
るぅとくんと手が重なった
るくん
こくん
るくん
るくん
こくん
涙声で話するぅとくんにつられて 僕は泣きそうになり堪えた
2人でシングルベッドに入る
るくん
言葉が出なかった
その言葉は最後にお泊まりした時に 寝る前にるぅとくんが言った セリフだった
あの日と全く同じだ
細くて冷えきった手が 僕の手を握った
るくん
るくん
こくん
るくん
るぅとくんは泣き出してしまった
るくん
るくん
僕は何も言えず 涙が溢れてくるのを ただひたすらに受け入れていた
るくん
るくん
るくん
るぅとくんは小さい子どものように 声を出して泣いていた
こくん
こくん
好きな人をこんなに傷つけて
僕は何をしているんだ
自分のことしか 考えられていなかった
僕はずっと逃げていたんだ
ちゃんと向き合わなきゃいけないのは
自分自身の気持ちだった
こくん
こくん
こくん
こくん
泣きすぎてちゃんと 話せない
るくん
るくん
るくん
るくん
思いがけない言葉だった
こくん
るくん
るくん
るくん
2人がとった行動は 真反対だったけど
気持ちは一緒だった
ちゃんと伝えていたら こんなにすれ違うことはなかった
こくん
あの日は握り返せなかった手を 強く握り返した
るくん
僕らは強く抱き締め合った
昔の答え合わせをするように 僕たちは重なった
カーテンの外から そっと光が指す
るくん
こくん
るくん
こくん
僕の腕の中で 甘ったるい声を出して 甘えてくる
るくん
こくん
るくん
ほっぺを膨らまして 微笑む姿は本当に愛おしく感じる
るくん
るくん
こくん
こくん
もう手放したりしない
あの日の失敗をもう一度 やり直していこう
るくん
るくん
るぅとくんの声で 僕は目を覚ました
思い切りカーテンを開けて るぅとくんは僕の体をゆすった
こくん
家を出る時間の5分前だった
るくん
るぅとくんの声に急かされ 僕は支度を始める
こくん
るくん
こくん
いつの間にか立場は逆転して 僕が待つ方になる
るくん
昔も今も変わらず 支度に時間がかかるらしい
でも僕には分かる
こんな時なんて声をかけたらいいか
こくん
こくん
るくん
思い通り、素直に喜んで 荷物をまとめだす
何とか時間内に支度を終わらせた
こくん
るくん
今日は遅刻せずにすみそうだ
るくん
こくん
こくん
るくん
不思議そうな顔で僕を見つめる
ちゅっ
こくん
るくん
ほっぺを真っ赤にして 目をぱちくりさせている
こくん
るくん
僕たちは外に駆け出した
もう離れないように 固く手を繋いで
コメント
32件
ふぉろー失礼します!!🙇🏻
ブクマ失礼致します…(?)
ブクマ失礼します。 ちょっと泣いてきます((