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拝啓世界 IV

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拝啓世界 IV

1 - 拝啓世界 IV

♥

6

2019年06月17日

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落下する体感速度

五月蝿い程の風音

全てが心地いい

謎の人物

よッ、

命は人間では決して助からない高さから落ちた。

然し命だった者はそれをものともせず、

くるりと身を翻し軽やかな足取りで地面に降り立った。

謎の人物

ふーゥ

謎の人物

さて、

これで邪魔者は消えた

これからは俺がこの体で好きに生きる

喉の奥で嘲笑とも取れるものを鳴らし、命だった者は命の自宅に戻って行った。

謎の人物

ただいまー

あら、おかえり

ご飯丁度出来たところだから、食べよっか。

謎の人物

あぁー、ごめん母さん。

謎の人物

今日外で外食してきちゃったんだ。

謎の人物

ご飯は明日食べるから、ラップで包んで置いてもらえない?

あらそうなの

もう!外食するなら一言連絡いれてよー

謎の人物

ごめんごめん

疑われて無い

コイツが消える前と何ら変わらない遣り取り

コイツの母親は家族思いの世間で言う、イイ母親って奴だ。

コイツの家族構成は至って一般的な家庭って所だ。

まァ、俺はコイツらが嫌いだが

アイツの心の支えはこれだった。

謎の人物

これから何するかね。

ベットに腰掛け、顎をさすりながら思考する。

第一目標はこの体を傷付けた奴らへの報復。

言い方は気に食わねェが、アイツの復讐代行だ。

第二目標はそうだなァ

歴史に名を残す程のデカい人物になるッてのはどうだろう。

いいな、面白そうだ。

第三目的は……

……。

ァ!

俺が世間に知れ渡って、

誰も俺の事を知らねェヤツはいねェ位になったら

この家族を殺すか

謎の人物

そうだ!そうしよう!

さて、やりたい事も決まった。

謎の人物

第一と第二は同時に出来そうだ、

男はこれからの事を考えながら薄ら笑いを浮かべる。

謎の人物

楽しみだねェ

悲鳴

血液

黒一色の顔

これから見るであろう惨劇に

男は心を踊らせた。

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