それいけ！我々軍

グルッペンとトントンの家の会社は互いに長く取引をしていたそうだ。

ある日、グルッペンは父親に連れられてトントンの家を訪れた。

そこが2人の初対面である。

トントンはあまり笑わない子だった。 グルッペンは父親にトントンと一緒にいるように言われた。

近所の公園に来た2人はほぼ無言で歩き回っていた。 トントンは見かけによらず体力があった。

トントンの顔には覚悟が感じられた。 小学生とは思えないほどしっかりした考えに、グルッペンは少し驚いたのを覚えている。

トントンの家から帰る時、トントンとメアド交換をした。 親に言われてやったが、内心ラッキーと思っていた。

トントンは家に戻るとまた無口に戻ってしまっていた。 親のいる前ではしおらしくしているのだろう。

後日、グルッペンはトントンをあの公園に呼び出した。

そう言いながらも、トントンは少し嬉しそうだった。

その日の夜、グルッペンの家

グル家 大手の人材派遣(闇)会社 社風はホワイト (やってることはブラック) 父親は博識で明快な性格 その頭脳と人柄で社員を率いている 息子であるグルッペンと対等に話せる良い父親

トン家 大手の武器会社 一流の人材が集まっている 父親はカリスマ性に溢れている 人にも自分にも厳しく、妥協はしない 息子であるトントンにはとても厳しい指導を行っている いつかグル家の会社の上に立ちたいと密かに野望を抱いている