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僕が読書をしていると、いつものように図書室の扉が開く
いつものように先輩がくる
そして先輩はいつものように本を選び
いつものようにいつもの席に座る
そして僕はいつものように思う
『やっぱり先輩のことが好きだ。』
先輩には一目惚れだった
学校生活1日目
僕が図書室に入ると先輩がいた
いつもメイクばかりのクラスの女子とは違う、
落ち着いていて清楚な人だった
その時、僕は恋をしたらしい
その日から僕は毎日図書室へ行った
先輩と話がしたくて…
けど、僕は話しかけることが苦手だった
そんな時、先輩はダンスが好きだという情報を手に入れた
意外だったけど、チャンスだと思った
僕は4歳の頃からダンスをしている
だから文化祭の有志発表にダンスで出ることにした
先輩がどんなダンスが好きか分からなかったから、
一曲の間にいろんなジャンルを組み込んだ
それから日々、先輩を好きだという思う気持ちは強くなっていった
それから時が経ち、大雨の日
先輩に話しかけるのは今日しかないと思った
先輩は日直みたいだったから、僕は下駄箱で待っていた
そして先輩がきた
予想通り先輩は一人だった
このチャンスを逃したら、次はもうないかもしれない
先輩が靴を履き替えたのを見てから、僕は初めて先輩に声をかけた
優太
girls side
優太
話しかけられた時はびっくりした
だって私は優太くんが好きなんだもん
優太くんが図書室に来たとき
先輩
って気になった
だから文化祭の有志発表でダンスを踊っていた時にはもう、恋に落ちていた
いつも大人しかったから、あんなに踊れるなんて思わなかった
でも私は自分から話しかける事が苦手だから、話しかけれないままでいた
そして今日、まさか優太くんが話しかけて来るとは思わなかった
嬉しくて、傘を落としそうになった
優太くんとは家の方向が一緒だったから、途中まで帰った
そして、別れ道
先輩
そう思った私は、優太くんと別れた数秒後
今度は私から声をかけた
先輩