ナーチェス
じゃあ俺らは言われた通り最低限の施設を建てていこうか
ディキィ
その程度なら俺らだけで済ませられる
ディキィ
あんたらは自分達がすべき事をやってくれて構わない
ナーチェス
だが、それだとディキィ達の負荷が……
ディキィ
なぁに気にすんな!
ディキィ
俺らはこれくらいしか出来ねぇんだよ
ディキィ
それに比べお前たちはアイツらを仕留めるという大きな仕事があるだろ?
ディキィ
それは俺らには出来ねぇからな
ディキィ
そっちの方に専念してくれや
ナーチェス
そうか……助かる
ディキィ
んじゃ…今日中に1軒くらいは建てておこう
ナーチェス
その建物にひとつ注文いいか?
ディキィ
なんでも言ってくれ
ナーチェス
その家はみんなが暮らせる家にして欲しい
ディキィ
寮的な感じってことか?
ナーチェス
そーいうことだ
ナーチェス
それなら最低限の資材で拠点は完成できるからな
ディキィ
よぉし!それくらいならなんとかなる
ディキィ
後のことは任せてもらおうかな
ナーチェス
期待してるぞ
チェスカ
ねーねー?
ナーチェス
んぁ?
チェスカ
私達は何をすればいい?
ナーチェス
俺とお前は魔法の研究だ
ナーチェス
サヅキは剣術を磨くだろうし
ナーチェス
それにサキが着いていくだろう
チェスカ
え〜…
チェスカ
またナーチェスがくっついてくんの〜?
ナーチェス
お前一人だと何するか分からねぇからな
チェスカ
私は子供か!?
ナーチェス
子供だろ…
チェスカ
言ったよね私!?
チェスカ
私は23だって事を!
ナーチェス
精神年齢は低いだろ
チェスカ
はぁ!?
チェスカ
もー私プッチンプリンだよ?
ナーチェス
何言ってるか分からないですね
チェスカ
要は怒ってるってことよ!
ナーチェス
起こるも何も事実だからな…
チェスカ
超腹立つ!!
チェスカ
お前もっかい燃やすぞ!
ナーチェス
前それで俺無傷だったろ…
ナーチェス
いい加減諦めろって…
チェスカ
絶対諦めないし!
ナーチェス
ハイハイそーですね……
ナーチェス
じゃあ俺は先洞窟行って研究してくるわ
チェスカ
おいコラ!
チェスカ
逃げないで私とトークバトルを繰り広げてよ
ナーチェス
んな面倒なことしてられねぇんだよ
ナーチェス
俺らはやる事があるんだって言ってるだろ?
ナーチェス
それが落ち着いたらいくらでもやってやる…
チェスカ
その言葉忘れんなよ!
ナーチェス
俺は忘れっぽいからお前が覚えとけや
ナーチェス
用があるのはお前なんだからな
チェスカ
その一言がカッチンしちゃうんだけどな〜?
ナーチェス
うぃすうぃ〜す……
チェスカ
適当に返してくんな!
サヅキ
この程度ではまだ……
サキ
一旦休憩取らないと上手く出来ないよ
サキ
魔法を使う時は集中力を要するからね
サキ
疲れたらすぐに休憩をする
サキ
これは基本中の基本だからね?
サヅキ
その休憩の時間さえも僕は惜しい…
サキ
無理して体調崩したら元も子もないでしょ?
サキ
今日頑張れても明日明後日頑張れなかったらそれは意味無いこと
サキ
それがわかったら1度休憩して
サヅキ
くっ……
サキ
そんなに焦らなくても…
サヅキ
僕はみんなと違い才能がない……
サヅキ
だから人一倍努力しないと…
サキ
あなたは才能があるわよ
サキ
慰めとかじゃなくて本当にね
サヅキ
X相手に何も出来なかったんだぞ…
サヅキ
それなのに才能があるなんて……
サキ
それは相手が悪かったそれだけ
サキ
相手は貴方より長く修行をしてた
サキ
だから実力に差が生まれたのよ
サキ
もし相手と同じ時間分修行出来ていたら勝てたかもしれないんだからさ
サヅキ
時間が有効に使えてなかったのか…
サキ
私達は住処を拡大したりしてるからね
サキ
あまり自分の時間が作れないからだね
サキ
先に言っとくけどその剣に魔法をコーティングすること自体高等技術なのよ?
サキ
それを一日で習得してそれを実践レベルまでもっていけたのは貴方の才能があるからよ?
サキ
たぶんナーチェスに同じことをやってみてと言っても早くて7日はかかるわね
サヅキ
そんなにこれ難しい技なのか?
サキ
他の物体に魔法を付与することはとても集中力が必要とされる
サキ
また魔法自体作るのに魔法式を構築しなければならないの
サヅキ
僕はそれをしなかったけど?
サキ
サヅキの場合は目に見える形でしてないだけであって頭の中で組み立てたでしょ?
サヅキ
大まかにだけど…
サヅキ
イメージとしては刃の部分に炎を纏うようなものを想像して
サヅキ
それにあった魔法式を自分なりに構築した…
サヅキ
ただそれだけなのに?
サキ
それが才能ってやつよ
サキ
サヅキは物体に魔法をコーティングするのを得意としてるみたいね
サヅキ
じゃあ僕は魔法戦士と言われるものか?
サキ
そっちよりね
サキ
魔法戦士もなかなかなれるものじゃないと思うわよ?
サキ
だからその力は誇りに思ってもいいと思うわ
サヅキ
そうなのか……
サヅキ
じゃあ僕はこれをマスターしたら…
サキ
勝てるかどうかは断言できないけど
サキ
以前のよりは牽制できる可能性がぐんと上がるわね
サヅキ
ならまず僕はこのコーティングの練度を高めてその次に剣術に磨きをかけていこう…
サキ
物体に魔法をコーティングするのは私も少しできるからアドバイスは出来るわ
サキ
焦らずゆっくり私達のペースでやっていきましょうか
サヅキ
そうだね
サヅキ
ほんとに前からありがとうサキ
サキ
お節介が私の取り柄ですから
サヅキ
そのお節介に助けられてるんだ
一時的だが安息を手に入れた
そのひと時を有効活用しつつ以前のようなまったりした生活を楽しむのであった






