信じていれば－卒業－

大好きだった－何気ない日常が－の続きです

3月15日

卒業式

旅立ちの日にの前奏が流れる

白い光の中にやまなみは萌えて

遥かな空の果てまでも君は飛び立つ

一番の歌詞は笑顔で歌えたけど二番の歌詞になった途端に涙が溢れた

懐かしい友の声 ふと蘇る

意味もないいさかいに泣いたあの時

心通った 嬉しさに抱き合った日よ

みんな過ぎたけれど 思い出強く抱いて…

勇気を翼に込めて 希望の風に乗り

この広い大空に夢をたくして

今 別れの時 飛び立とう未来信じて

弾む 若い 力信じて

この広い この広い大空に

二番を歌ってる最中、頭の中は航太とのたくさんの思い出が蘇っていた

喧嘩したり笑ったり怒ったり…

時には泣いたり

お互い素直になれなくて酷い事言っちゃって…

航太と出会えて本当に良かった

この広い世界で…

卒業式終了後

航太と一緒に写真を撮った

私のお父さんはどこか複雑そうな表情をしてるけど…

私のお母さんと航太のお母さんは二人で何やら話してる

私たちはお互いに顔を見合わせて笑った

二人で帰る最後の帰り道

私たちが別れる道についに着いてしまった

お互い背を向けて歩き出してからもう一度振り返って航太の名前を呼ぶ

航太が振り向く

航太と別れてから急に今まで我慢してた涙が出てきた

離れたくなかった

ずっと一緒にいたかったのに…

笑顔でさよならできたかな？

いつかまた会えるかな…

大好きだよ…ずっと

航太に出会えて航太を好きになってちょっとの期間だったけど付き合うことも出来て幸せだった

どうか引越し先で航太が楽しく過ごせますように───

7年後

あの頃の私は見送りに行くとか想像もつかなかった

そしたらもう一度会えていたのにね

でも、あれから7年経った私は航太にもう一度会うという夢をSNSのおかげで果たすことが出来ています

だから大丈夫だよ

小学生の私へ

信じていれば航太にもう一度会えるよ

漫画みたいな奇跡も起こるよ──

これで一応、小学生の時のお話しは終わりです

でも、7年後のストーリーがあります。これも私が体験した実話です。

7年後のアフターストーリーが気になる方はいいねしていただけると嬉しいです︎☺︎

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