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え!マネーの腕が……!絶対SPやん…本当に許せないわ!せっかくマネーを止めることが出来そうだったのに…でもまだいくらでも最後は変えられるよね、絶対マネーが死んでしまうって訳じゃないしね! 早く続きが見たいよ…不安を無くすためにも… あと「バズーカのように」っていう表現見つけて泣きそうになった…バナナじゃん…バナナァ…
え……?マネーの腕……?いや……え……? 道、か……もう前に進むしかなかったバナナは唯一の手段を使ってSPを自分の命と引き換えに倒した…… でも二度とそんな惨状を目の当たりにしたくない銀さんには見えてたんだね……マネーにはまだ後退の道がある事が…… 頼むよ……もう……誰の犠牲も見たくない……それは僕も同じだから……ね?
すまない先生
マネー(覚醒)
マネー(覚醒)
マネー(覚醒)
すまない先生
マネー(覚醒)
マネー(覚醒)
すまない先生
すまない先生自身も、何を言っているのか分からないのではないか
そんな先生を、マネーはしっかり見つめると、静かに言った
マネー(覚醒)
マネー(覚醒)
ブラック
ブラック
ブラック
ブラック
ブラック
すまない先生
すまない先生
マネー(覚醒)
すまない先生は更に言葉を強くした
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生の言葉に、何かが乗る
静かだかはっきりした声が、マネーの耳に残った
すまない先生
マネー(覚醒)
マネー(覚醒)
マネー(覚醒)
マネーはがしゃっと眼鏡を投げ捨てた
今更だが彼は、眼鏡を付けたまま覚醒したのだ。もう道具には頼っていなく、自分自身の力で……覚醒した
今外したって、何も起こらない…そんな事は百も承知だった。 だけど____だけど───
マネー(覚醒)
すまない先生
ブラック
マネー(覚醒)
ブラック
ブラック
マネー(覚醒)
『おかしい』 そう二人は頭の中でぼやいた。どう考えても今のマネーは違う
冷静になって周りの気が狂う事はあったが…今はなんと例えればいいのだろうか
例えるなら…「気を使うな」的な____真っ直ぐ見過ぎておかしくなっているかもしれない
何を伝えたいのか…意味が呑み込めなかった
いや、現実から目を逸らしていたのは”こっち”だ。 現実を真っ直ぐに見つめていたのは…”あっち”。
こっちが、飲み込みたくなかっただけだと、いつ気付くのだろう
両方の心境が、バチバチと火花を散らしているようだった
すまない先生達!後ろッ!!
すまない先生
銀さん
ガキン!!
赤ちゃん
銀さん
ブラック
赤ちゃん
赤ちゃん
赤ちゃん
ブラック
赤ちゃん
すまない先生
すまない先生
銀さん
すまない先生の必死さと、マネーの様子で察してくれたのか、力強く銀さんは頷いていた
すまない先生からしたら、何となくでも、分かってくれたのは本当にありがたい。
銀さんと赤ちゃんは、別方向に散って行く。彼の方に向かう前に、ブラックの方に向かった
すまない先生
ブラックは出血した首を抑えながら頷く
すまない先生
すまない先生
ブラックは「ですが、」と口を挟んだ
ブラック
ブラック
ブラック
銀さん
すぐに銀さんはブラックの背中をさすり、傷口を抑えて止血すると、銀さんは先生に視線を向ける。
瞳には複雑な感情が宿っていた
銀さん
銀さん
銀さん
銀さんの目にじわりと涙が浮かんだ
先生は察してしまい、言葉が口の中から消えてしまう。ブラックもいたたまれないことだろう
銀さん
銀さん
銀さん
銀さんは静かに囁くような声で、すまない先生のことを呼んだ カクンと小さく首を上に向けて。
銀さん
銀さん
銀さん
銀さん
すまない先生
銀さんは優しく向こうにいけと背中を押してくれた。その姿が小さくなるのを感じながら、僕は今にも出発しそうな____彼の元へ走る
まだ早いということを伝える為に。
後ろで銀さんはそっと目を細めたが、何事も無かったようにブラックの治療に戻ったのだった
マネー(覚醒)
ガシッ。
腕に僅かな痛みが走る
マネー(覚醒)
すまない先生
すまない先生
一言一音に圧が産まれ、それが鎖のようにマネーを絡めとってその場に留める
彼の左手を、ガシッと掴んだ
驚いた彼の顔を、しっかりと見つめると、先生は溜め込んだ声を一気に発砲した。
まるでバズーカの様に____
すまない先生
すまない先生
すまない先生
マネー(覚醒)
マネー(覚醒)
マネーは敵に向けるような攻撃的な視線を突きつける。
それは鬱陶しいのか、ただ突き進む覚悟の表れか、逆に…葛藤の表れか。
先生は分からなかったが───グイッと掴んでいた彼の左手を引っ張り、彼の左腕が真っ直ぐに伸ばされた。
口が乾く程に、張り裂けるような大声が鳴り響いた
すまない先生
少し瞳が輝きつつも、先生は叫び続ける
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生
最初は力が入っていたマネーの左手だが、ほんの少しだけ…弱まった気がした
すまない先生
マネー(覚醒)
すまない先生
今だと、すまない先生は更に左腕を自分の方に引っ張る。
それに釣られて、彼の体も大きく先生の方へ揺れ動く。
すまない先生の目に、光が湧く。
この種を瞳に広げようと、更にこちらに寄せる。
____そんな夢は、
すぐさま途切れた
───先生ッ!!!!
すまない先生
グシャッ…… ポタポタっ。
スカッ。
さっきまで掴んでいたマネーの左腕が、無い
変だと思って先生は上を見る。そこには───
何かで横から殴られたように吹っ飛ばされた、腕が飛んでいた。
腕が飛ぶはずがない。 そんな事は分か──────
すまない先生
出された言葉は、抜けていた
マネー(覚醒)
左腕が、根元からちぎれていたのだった