レイ
......。

いや、正確には奇病にかかったタミヤと、対面している。
レイ
タミヤ....それ

タミヤ
.....やばいよな、これ。

タミヤの右腕は深緑色に変色していて、それはどんどん身体を蝕むように
タミヤ
最初は手のひらだけだったんだけどよ。

タミヤ
日が経つごとにだんだん色が変わってきて......

タミヤ
病院行ったらさ、そういう病気にかかちまったらしい...。

レイ
し、死んじゃうの?....

タミヤ
死にはしねー、と思う?

タミヤ
けど、なんか....自己嫌悪してるっつーか.....精神的におかしくなりそうで.....

レイ
治る?治るよね?.....

タミヤ
....。

タミヤ
多分.....。

レイ
多分って....

レイ
.....治療法とか、何かないの?

タミヤ
ある....。

タミヤ
あるから、俺。レイを基地に呼んだんだ。

レイ
私、を?

タミヤ
....レイ。

タミヤ
お前の爪をくれ。

レイ
つ、爪?

タミヤ
爪切り持ってきたから、どの指でもいいから爪を切って

タミヤ
それを俺にくれよ。

レイ
ま、待って!

レイ
いきなり言われても....

タミヤ
だよな。混乱するよな...

タミヤ
わかった、わかった。

タミヤ
説明する。

タミヤは深呼吸をすると、鞄から古い医学書を取り出した。
タミヤ
これ、図書館で借りてきたやつなんだけど。

タミヤ
過去に、俺みたいな病気が流行ったりしてねーか調べたんだ。

タミヤ
そしたらさ、これ!ここ見てくれ。

レイ
....これ?

医学書を開き、あるページをレイチェルに見せるタミヤ。
タミヤ
病名はわっかんねーけど。

タミヤ
今の俺と似たような病気について書いてあるんだよ!

レイ
本当だ。

レイ
皮膚の色が変色する病気。

レイ
病はすぐに進行し、発病するとまもなく強い自己嫌悪を覚えるようになる....

タミヤ
その次を見てくれ。

レイ
特効薬は、愛する人の爪...?

タミヤ
そ、だから俺。レイの爪が欲しいんだ。

レイ
けど.....治る確率が50%って....

レイ
それに、後遺症も残るって書いてるよ.....!

タミヤ
おう。後遺症も、治る確率も覚悟の上だ。

レイ
でも...もし、

レイ
もし、私の爪で治らなかったら....

タミヤ
.....実は、家族の爪で試したんだ。

タミヤ
それでもダメで。カネダとダフとかにも頼んだんだけどよ。

タミヤ
この通り、効果はなかった。

タミヤ
勘だけど、レイの爪で治る気がする。

タミヤ
それに、俺。

タミヤ
レイのこと大好きだし?

レイ
その確信をつくような自信はどこからくるの?.....

タミヤ
ん~、わからん。

タミヤ
けど、大好きなのは嘘偽りねーよ?

レイ
ちょっと、適当な気もするけど....(-""-;)

レイ
でも、試す価値があるなら....

レイチェルはタミヤからもらった爪切りで人差し指の爪を切ろうとした時。
タミヤ
あ!待った!

レイ
!?(びくっ)

レイ
危な....な、何??

タミヤ
わりぃ。できれば小指の爪がいい....

タミヤ
かなー、なんて()

レイ
自分の病気の治療法に命がかかってるのに、爪の箇所のリクエストしてきた.....

タミヤ
いい~じゃん!

タミヤ
愛する人の爪っていうなら、小指の方がなんか、ぽくていいだろ?

レイ
能天気に言うなら、シリアス返して.....。

タミヤ
ごめんって。

レイ
もう.....。

レイチェルは渋々小指の爪を切り、それをタミヤに渡す。
レイ
.....本当にこれで治るの?

タミヤ
50%だぜ?確率も可能も高い。

レイ
“約„50%ね

レイ
半々だよ....

タミヤ
大丈夫だって

タミヤ
俺、レイも自分自身も信じてっから。

タミヤはレイチェルの爪を口の中へとゆっくり入れて行くのだった...。