数年後
03
あ!おかえりねぇさん
02
おかえりなさい、、、お姉ちゃん
01
ただいま、、、というかそのねぇさんとかお姉ちゃんとかやめて欲しいんだけど
03
えぇ~
いつの間にか私は彼らと打ち解けられるようになってきた
だけど、、、状況は全く変わらず私は妖怪を食い続けそして他の奴らが解剖されたり暴走して撃ち殺されるところを何度も見た
でも特に何も感じなかった
03
ねぇ、、、ねぇさん!今日新しい事を僕覚えたんだ!
01
また変なことじゃないといいけど、、
03
ほら、僕達をここに連れてきた人達がよく分からない言葉を言っていたから優しそうな人に聞いてみたんだ
03
そしたら、ナマエ?と言うやつらしくて僕達で言うところのこの03とか01とか02とかの事を言うんだって
01
つまり相手を呼んだりする時にそのナマエ?を言うのか
02
僕、、、名前あるよ。
03
えぇ!!すごい!なんて言うの?
02
僕の、、、名前は、、、
02
凛って言うんだ
03
リン?
02
女の子みたいってここに来る前に言われたからちょっと好きじゃないけど、、、
01
いや、、、
01
いい響きだ
03
ねぇ!ねぇさん、僕達もナマエ?作らない!
01
作ると言っても全く思いつかないよ?
03
僕は思いついた!その名も!
03
スーパーウルトラミラクルスーパードラゴンだ!
01
スーパー2回入ってるし呼びずらいし最後のドラゴンって確か
01
妖怪じゃん
03
う~、、、
02
竜、、、
02
僕の国では妖怪のドラゴンのことを竜って言うんだ
03
竜、、、か。なんかすごくいいかも!
03
ねぇさんは?
01
私は、、、なんでもいい
02
、、、
02
蓮ってどうかな?
01
レン?
03
どういう意味で?
02
その、、、
02
ハスって言う花があってね。
02
ねぇさんにそっくりだから
03
凛、竜、蓮、かぁ~なんかすごくかっこいいね
03
今日からこのナマエで呼び合おうよ
01
、、、まぁいいよ
名前というのはわからなかったけどなんだかとても嬉しかったのを覚えている
そしてあの日
?
おい、01、02、03。時間だ、出ろ
01
?!
02
(同時に)
03
(全員出すなんて、、、)
01
(ここは、私が毎日食事をする場所、、、なのになんで竜と凛まで、、、)
?
さて、01。食事の時間だ
?
02と03を食え
01
!?
?
どうした?いつものように食べないのか?
03
食べ、、、るって、、、まさか僕達を?
?
そうだ。こいつは妖怪も人ですらも毎日食っていたんだよ
02
そんな、、、
?
こいつにとっては当たり前なんだよ
?
そして今日お前たちの番だ
?
さぁ殺せ!01!
01
、、、
01
、、、るな。
03
!!
01
ふざけるな
01
こいつらを食うくらいなら
ぐしゃ
02
!!
03
あ、、、あ
01
自分の肉を食った方がましだ
ドカン!
私は床に穴を開け、
01
逃げるぞ!凛、竜!
2人の手を引き下へ降りた。
タッタッタッ
03
、、、ねぇさん
01
聞きたいことはわかった。でもそれはここから出てからだ
01
そうだ、止まれ
02
?
01
私達の体内にチップが埋め込まれてる。今それを取り除く。目をつぶってろ
03
う、、、
02
竜、、、大丈夫だよ
02
お姉ちゃんを信じよ
03
う、、、うん
パッ
01
もう大丈夫
03
、、、ごめんなさい
01
違う、そこはお礼でしょ
03
う、うん!ありがとう
02
ふふ
10
おい貴様ら何をしている
01
10、、、
10
これはこれは有名人揃いじゃないですか
10
暴食姫とエリートと不死身野郎。本当に凄いメンツだな
01
、、、そこをどけ
10
残念だけど他の奴らもお前らを捕まえるため檻から出されたしそれにお前ら賞金付きなんだぜ
10
逃すわけねぇだろ?
10
そろそろ百ほど来るぞ?
10
どっちにしろ逃げられないなら俺に捕まっとけよ
02
、、、お姉ちゃん。こいつ実験体の中でも相当強いよ。どうする?
01
、、、ここは私が何とかする。
03
ねぇさん!
01
大丈夫。
01
後で追いつくから
03
嫌だ!ねぇさん
02
ごめん竜。
トン
03
カハッ
ガシッ
02
お姉ちゃん、、、竜は僕が守る。だから僕を守って、お姉ちゃん!
01
あぁ、、、
私は迫り来る敵を殺り続けいつの間にか辺りは静まり返っていた
01
竜ー!凛ー!
03
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!
竜の声がした。勢いよく走り出し声の方へ向かった
01
竜ー!凛ー!
そこで見た光景は忘れられない
そこには血だらけの凛がいた。
01
り、、、凛、、、?
03
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!
03
凛!起きてよ!目を覚ましてよ!
03
ねぇ!凛!
01
凛、、、
01
(凛は竜を守りきったのに、、、私は、凛を守りきれなかった)
01
凛、、、
私は無惨な姿を見てられず治癒をかけた。起き上がるはずのない体に。
01
凛、、、ごめん、、、
03
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ
01
行くよ。竜
03
嫌だ、、、!凛を連れていく!
01
駄目だ。
03
嫌だ、、、離してねぇさん、、、!嫌だ、、、凛!凛ー!
それから私達は凛が住んでいたという日本へ向かった
そこには妖魔国が既にあって、私達は姿を隠さず過ごせたが私は半妖。子供だからと言うともあるが仕事は貰えず石を投げられ殺されかけた。
そこで出会ったんだ
赤龍寺修に。
赤龍寺修
お前、すごい力だな。どうだ?私の元へ来ないか?
01
見知らぬ野郎にいきなり言われて信じるとでも?
赤龍寺修
確かにそうだな。では
赤龍寺修
桜。
さくら
はい
さくら
瞬間移動
01
!!
03
!!
赤龍寺修
私はな、強い者を探しているんだ。強ければもう何でもいいんだ。
赤龍寺修
赤龍寺家は実力者だけしか組に入れられないのだ
01
それでは尚更変です。おそらく妖力量だけで判断されたようですが私の能力は知らないはず
01
それに私には弟がいる。
赤龍寺修
では弟も迎え入れよう
赤龍寺修
衣食住が揃いゆっくり寝られる場所
赤龍寺修
どうだ?
ギュッ
03
ねぇさん、、、
01
安心しろ、竜。
01
その条件呑みましょう
01
せいぜい死ぬまでよろしくお願い致します
蓮
これが私達の全てです
蓮
もし彼らに捕まったらあの時と同じように
蓮
私は、、、