優介
紗友は俺が守ります。
美紗
え?
優介
紗友が心配ですし、記憶を戻してあげたいんです
美紗
ありがとう
美紗
そうね。優介君が一緒だと記憶が戻るかもしれないわね。
美紗
紗友の事お願いしてもいいかしら?
優介
はい!
優介
絶対に記憶を戻してみせます!
美紗
でも無理はしないでね
優介
わかってます
優介
紗友
優介
入るぞ〜
紗友は座っていた………
紗友
誰?
優介
……
優介
優介。俺の名前は優介だ
紗友
優介君?
優介
そうだ
紗友
よろしくね
優介
……よろしく
優介
紗友は記憶を失っている
紗友
?
当たり前だ。そんなこと急に言われたって理解できるはずがない。
紗友
そうなんだ
優介
!
優介
信じるのか?
紗友
うん。なんとなく優介君が言ってることは嘘ではないって思えるんだ
優介
そうか…
紗友
記憶を失う前は私、どんな人だったの?
優介
紗友と俺は幼馴染なんだ。
優介
家が隣で小さい頃から一緒で
優介
学校も
優介
紗友はどんな人にも優しくて、いつも明るい性格だった
紗友
そっか…
紗友
そんな楽しく生活してたんだ…
紗友
私気になるな
優介
?
紗友
記憶を失う前の自分について。もっと知りたい
紗友
私記憶を戻したい!
優介
……そうだな
優介
絶対に戻そう
優介
俺が手伝うからさ
紗友
うん!
部屋の外では美紗がいた……
美紗
流石だね。優介君
美紗
これから紗友の事よろしくね
そして美紗はリビングへと歩いた……
優介
そうだ!紗友!今から出かけよう!
紗友
いいけど…どこに行くの?
優介
いいから。いいから。
紗友
ここは?
優介
ここは俺達が一緒に帰る時に寄るコンビニだよ
紗友
そうなんだ
優介
何か食べよう
紗友
うん!
お店の中へと入る……
優介
紗友〜選んだか?
紗友
……
紗友はラムネを持ってずっと見つめていた……
優介
それはね。
紗友
!
優介
紗友が好きなお菓子だよ
紗友
これ食べたいな
優介
うん。買おう。
優介はラムネを手にとってレジに向かった……
紗友
あ……
優介
はい。これ
紗友
ありがと…
紗友はラムネを受け取った……
優介
じゃ帰ろっか