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燃え盛る炎と、壮絶な叫び声…
駆け付けた頃には、総てが終わっていた。
リウのフィクサーは任務完了と見做して帰ったのだろうか?
そして、足元の死体に気付いたとき、
アタシは―
とある日、裏路地の一画―“蓮華事務所”事務所
アシュリー
アシュリー
ハナ
ハナ
アモン
ハナ
アシュリー
ハナ
アシュリー
アモン
ハナ
マリン
ハナ
マリン
マリン
アシュリー
アシュリー
アモン
アモン
マリン
マリン
ハナ
マリン
ジョン
マリン
この頃は、豊かとは言えずとも幸せな暮らしをしていたものだ。
アタシとアモン、ヒガンは個人でフィクサーをやっていて、そこそこには稼いでいた。
そして…ハナは、事務所を経営することを選んだ。
アタシがフィクサーを始めた時もそうだったけど…親は反対していたが、彼女は夢だからと譲らなかった。
少人数だったが、それでも、気楽で幸福で…
カネというものにもさほど関心は寄せていなかったし、ある意味豊かだったな。
ハナ
アシュリー
ハナ
ハナ
アシュリー
ハナ
ハナは何かを言いかけたみたいだったが、直ぐに口を閉じた。
大して気にしてなかったけど…あそこで聞き返していれば、あの惨事だって防げたのかもしれない。
アシュリー
ハナ
ハナ
アシュリー
ハナ
アシュリー
ハナ
ハナ
アシュリー
ハナ
アシュリー
アシュリー
ハナ
アシュリー
アシュリー
ハナ
ハナ
アシュリー
ハナ
アシュリー
アシュリー
ハナ
アシュリー
アシュリー
ハナ
今思うと、なんて馬鹿な発言をしたのだと思う。
実際に今でも、馬鹿で弱気なハナに苛つくことはあるけど…
…今はあの頃のように、全てが上手くいくなんて思えないからかもしれない。あの時はアタシも馬鹿で単純だったんだ。
あっちから襲ってくるなんて、今までにも無かった。もっと警戒すべきだった。
…後悔したところで、何も戻ってこないのにな。
来る日
ジョン
ティム
ジョン
ティム
ジョン
ティム
ジュリエッタ
ジョン
ギラ
アリシア
マリン
ジュリエッタ
ハナ
ティム
ハナ
ハナ
ティム
その瞬間、炎が立ち上った。
ハナ
ジョン
マリン
ジョン
ハレン
ハナ
レオ
ギラ
ジュリエッタ
ジュリエッタ
ギラ
ジュリエッタ
ジュリエッタ
ジョン
ジョン
アリシア
ハナ
ギラ
マリン
ハナ
ハナ
マリン
ハレン
ハナ
ハレン
ハナ
ハナ
レオ
ハレン
ハレン
ハナ
ハレン
ジョン
ジュリエッタ
ハナ
ハレン
ハレン
ジョン
ハレン
ジュリエッタ
ジョン
レオ
ハレン
レオ
ハレン
レオ
レオ
ハレン
ハナ
ハナ
ハナ
アシュリー
アシュリー
アシュリー
アシュリー
ジョン
ジョン
ハレン
ハナ
ハナ
レオ
マリン
ハナ
ハナ
マリン
マリン
ハナ
ハナ
ハナ
ハナ
ハナ
ハナ
ハレン
ハレン
ハレン
ハレン
ヒガン
ヒガン
ギラ
ヒガン
ハナ
ハナ
アシュリー
ハナ
ハナ
その後、蓮華事務所は事実上解散した。
ジュリエッタとアリシアは協会に入り、
ギラは情報系のフィクサーとして活動を続け、
ティムとハナはひっそりと安全な案件だけに焦点を当てて活動するようになった。
…後遺症は重いものだった。
結局、今までに集めた金は所員達をまともに治療するので消えた。
ジュリエッタもアリシアも…ずっと連絡がつかない。たった一度、協会に入った、という連絡をよこしてきただけで。もう死んでいてもおかしくないだろう。
ギラは普通に振る舞ってはいたが、きっと心の何処かで痛みを抱え込んでいるのだろう。それでも彼はものすごく隠すのが上手かった。ティムとは違って。
ティムは死体や火がトラウマとなって、それを見るたびに吐いてしまう。毎日悪夢にうなされているみたいだ。表面的には普通を装っているが、壊れているのはバレバレだった。
そして…ハナは、あれ以降、何にも挑戦することをやめた。
最低限の依頼だけをこなし、抜け殻のように空っぽの心だけを遺している。
私は…そんなあいつが憎かった。
折角ジョンとマリンが託した命を…
…ただ他の人間達と同じように、無気力に扱うその姿が、嫌いで仕方ない。
アシュリー
ハナ
アシュリー
アシュリー
ハナ
ハナ
ハナ
アシュリー
アシュリー
アシュリー
ハナ
アシュリー
アシュリー
アシュリー
ハナ
アシュリー
アシュリー
ハナ
ハナ
アシュリー
アシュリー
アシュリー
アシュリー
あいつは結局、アタシらを駒として見ているんだろう。
脱走リスクもあれば、死亡リスクもあるこの幻想体に作業をさせて試すなんて。
アシュリー
アシュリー
アシュリー
アシュリー
マルクト様が暴走したという事実だけを聞かされた。
ティファレト様は少し神妙な様子でそれを告げ、放送でも管理人が言っていた。
彼女は…
彼女の過去に何があったのか、私は今、知ることができない。
それでも、あんな完璧主義さと私達にかける期待、そしてミスの多さ…
…きっと、私達とそう変わらない。
大きな失敗を。防げるような失態を。
体験した人間なのだ、と。
アシュリー
それでも、やり方は強引だが…
…簡単に処分と口にするところ以外は、あんなふうにクヨクヨして何もしない、ハナ…そしてアタシなんかよりも。
よっぽど、良いような気もしていた。
CHOCO
CHOCO
CHOCO
CHOCO
CHOCO
CHOCO
CHOCO
CHOCO