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1 - 〈 Side:エル 〉

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230

2022年06月20日

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〈 Side:エル 〉  再掲

今日は二人そろってのオフやから、昨夜から俺の部屋で一緒に過ごしとる。

ソファの前にあるテーブルには、ストローが刺さった飲みかけのラテ。 テーブルの左側には、ゆかにペタっと座り雑誌を読んどるうーくん。

俺はソファにかけ、ほんのちょっと上からうーくんの横顔を眺める。

正面のTVは見るともなしに見とんのやけど、TVとの間にうーくんがおるから俺の視線と意識はTVまで到達せえへん。

今ページをめくった時に鼻を小さくシュンってすすった。可愛えなあ。 あ、飲み物に手を伸ばした。

誌面を見ながらストローを咥える唇がゆっくり開くの何だか色っぽい···

兎「ん?なに、TV観てないの?」 L「いや見とるけど今CM」

兎「ふーん、無駄に俺を見てるからさ」 あらバレてた。

L「無駄ちゃうけどなあ」 ···ってセリフはスルーですか。

うーくん今こんな、すました顔しとるけどな。 昨夜だってそりゃあ可愛いかったんよ? 例えば、繋がってお互いいっぱいいっぱいの時なんて。

上気して染まった頬。 半開きの唇からチラ見えする、なまめかしい舌。

荒い息の下から漏れる、こらえきれないかすれた喘ぎ声。 指を噛んできつく目を閉じると、まつげの端に小さな涙の粒ができたり···

兎「···だから何で俺見てんの」 L「え」 雑誌を開いたまま、いぶかしく俺を見るうーくん。

兎「TVも見てないしニヤついてるし···何かあるでしょ」 L「そう?バレバレ?」

兎「···バレバレって何?」 L「言わへん☆」

兎「もう···聞かないでおくからそんなに見ないでよ、なんか照れる///」 くっ、このカワイコちゃんめ。

再び雑誌を読み始めるうーくん。 本当にこのカワイコちゃん、ゑッちの時だとマジゑろいからね。

見ないでと言われながらも、俺は相変わらず横顔を眺める。 そして今度は脳内でシミュレーションを始める。

カワイコちゃんを、どう可愛がろうかな。 ちょっと意地悪に言葉で責めるとかね、うん、ええね。

今、うさぎのココが咥え込んでるのは何か言ってごらん? ······とか、あ〜ええね!何だか凄くゑろいね!

んで、ただでさえ恥ずかしがりなうーくんは簡単には言われへんよね。 でも言わんとお仕置きやねん。

うんうん、お仕置きって言葉も一度は使ってみたいワードやな。

せやなぁ··· 言うまでオアズケしちゃうってどうやろ。 あ、それとは別に『おねがいイかせて』とかおねだりさせちゃおっか!

兎「エルくん!」 L「うわ何っ!?」 いきなりのうーくんの声でピンクな妄想が破られた。

兎「だから何で俺見てそんな顔してんだっての!」 L「いやいやいや、そんな顔って」

兎「何か、······ゑろいんだよね///」 ああ、顔に出ちゃってましたか。

ソファを立つとずいっとうーくんの傍に体を寄せて座り、雑誌を取り上げる。 兎「あ、返してっ」

俺は答えるかわりに、取り上げた雑誌をソファに投げた。

L「なに?俺···ゑろい顔しとった?」 顔を近づけ、目を覗きながら両肩に手をかける。 うーくんは逃げられず、赤くなって目をそらす。

L「···ねぇ視姦されてる気分になったん?」 兎「なっ、そんなコト···!///」

ちょっと目を伏せて反論するうーくんは耳まで赤くなって、まつげの先が震えとる。 そういう反応がそそるんよなあ、わかっとらへんやろ。

L「ね、何処にも出る予定ないから···」 兎「···ないから?」 あ、言わせるんや。

L「今から、しよ?」 兎「···っ///」

L「うーくん···」 耳を噛むように甘く名前を囁くと、目を閉じてピクッと身をすくめる。

そう、その顔を見ちゃったら止まるワケないやろ。

L「さっき俺、ゑろい事考えとった」 兎「······」 L「うーくんで妄想しとったんよ」

耳をそっと舐める。 うーくんは体を固くしとるけど特に抵抗もせえへんので、そのまま首すじにまで舌を這わせていく。

兎「ん··· エルくん···///」 L「なんや?」 ええ匂いの胸元に顔を埋めたまま返事をすると、うーくんが俺の頭を抱きしめてきた。

L「···うーくん?」 顔を上げると、紅潮した顔のうーくんと目が合った。

兎「わかってたし···」 L「なにが?」 兎「ッだからぁ〜///」

うーくんは意を決した様に俺の目を強く見つめ、やがて自ら深いキスをしてくる··· L「···ッ!?///」

こんな大胆なうーくんってレアやから、攻めとった俺の方が驚いてまう。 そしてものすごく嬉しくなる。

兎「だからエルくんのせいでっ、」 L「おん」

兎「お、俺まで!やらしぃ気分になっちゃってたんだからな!///」 L「うーくんマジか!」

兎「責任··· 取ってよね?///」

ああ、ああもう責任やて? 取る取るなんぼでも取ったる! 拗ねた唇に甘えた目で、ほんま小悪魔やで。

妄想のうーくんも良かったけど、やっぱり目の前のうーくんが最高や。 今から俺の妄想よりもいやらしい顔さしたるから···

めちゃくちゃ覚悟しといてな?

END →Side:兎へGO!

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230

コメント

4

ユーザー

橙くんほんとに最高です、、(( ほんとに考えがもう、、(?) 全責任は私が取らせていただきますよ!

ユーザー

わぁぁなんか凄い好き…😭 単語単語が分かりやすくて簡単にイメージ出来た✨ あとあの、小さく鼻しゅんってしたって言うの可愛い←語彙 今回はちょびっと大人バカップル?( エルくんの言い方が大人なのか… あ、責任なら僕が取るよ(*・ω・)ノシュバ

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