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幸せな家庭ね
お父さんも お母さんも 依鈴ちゃんを愛してる
依鈴
依鈴
依鈴
依鈴
それは...それは、まるで お芝居の中のように…
アハハwキャハハw
依鈴
依鈴
たった一度の その言葉で…
ガシャーーーーンッッ
誰の為だと思ってんのよッ!!
誰の為に毎日毎日 努力して!! ふざけんじゃないわよッ!!
お芝居は終わってしまった
依鈴
私のこと嫌だったのに...
私のこと重荷だったのに...
凪斗(ナギト)
透
凪斗(ナギト)
透
依鈴
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
無理して ずっと無理して 無理して…
結局 壊れて...二度と戻せなくなって...
私のこと要らないって… 怖い…ハル…怖い…
私 怖くて堪らないの…
家の中に入る時の あの祈る気持ち
機嫌は良いだろうか... 悪かったら それが過ぎるのを待とう…
石のように何も感じない いつかまた私のこと許してくれる日まで
依鈴
許してくれるよね...?また戻れるよね、?
撥春
ハル、、ハルだ....
撥春
久しぶりに顔を見た気がする
こんな事に なる前は 何度か遊んだりもしたけど…
白くて柔らかい髪が好きだよって 言った時のキョトンとした顔が 可愛かった…
外から見えない場所に 多くの傷があります...
周囲が もっと早く気づいてあげたら 良かったのですが...
華清(カセイ)
依鈴
そこには上品な笑みを浮かべている 知らない人がいた
華清(カセイ)
華清(カセイ)
依鈴
華清(カセイ)
華清(カセイ)
その言葉は幼い私には理解が出来なかった
依鈴
依鈴
必死に訴える私の事をハルと凪斗は 悲しそうな目をして見つめていた
依鈴
依鈴
暖かいものが私の事を包み込んだ
凪斗(ナギト)
依鈴
良いわよ...もう、 帰ってこなくて。
良いわよ...何処か目の 届かない所へ行って、
もう...分からないから...
どうやって愛したら良いのか... 分からないから...
凪斗の暖かさを消し去るように 冷たい目をしていた
お話は向こうで...
依鈴
弱っていた体は直ぐに足を止めさせた
依鈴
必死に2人に手を伸ばした。 でも足は動かなくて2人は此方に 見向きもしなかった
依鈴
うるさい。お前... 要らないんだよ...
その言葉を聞いて私は頭が 真っ白になった
撥春
撥春
撥春
ハルは私の為に怒ってくれた。凪斗は 苦しそうな顔をしていて言葉に詰まって いるようだった。神である凪斗に親という 存在は居ないから分からなかったのだろう
それでも私のことに理解しようと 助けようとしてくれて かける言葉を 必死に探してくれた
撥春
撥春
撥春
凪斗(ナギト)
撥春
ガラガラッ
撥春
華清(カセイ)
撥春
言いたいことをハルが全て言ってくれた
華清(カセイ)
撥春
依鈴
その後は泣いてる私とハルを凪斗は 落ち着くまで抱きしめてくれた
それから両親が見舞いに来ることは無く そうして私の家は終わった
楽羅の家に世話になる事は 決まったけど
少なくとも壊れていない家庭の中に 入るのは胸が よじれていくだけだった
何が悪かったの?何が間違ってたの?
もう初めから取り返しなんて つかなかったの?
私が産まれてきた事がいけなかったの?
コンコンッ
そんな出口のないことを考えてると 決まって
撥春
ハルが現れた
撥春
依鈴
ハルは沢山 来てくれた。 それが全部 嫌じゃなかった
ハルと居る時は苦痛なんて無かった
依鈴
撥春
撥春
依鈴
ハルは変な子。優しい子
好きになってしまいそう…
好きに...なってしまったかも、
慊人
慊人
慊人
慊人が何かを考えていることが分かって 身体が拒絶反応を起こしていた
慊人
慊人
慊人は怖い....言動全部が逆らえない
萎縮する。どうしても、
慊人
慊人
答えは慎重に選ばなければならない
慊人
慊人
私を脅すかのように慊人は その話を持ち出した
慊人
依鈴
慊人は何かを考えると手を上げる 素振りを見せた
でも痛みは感じず目を開けると暖かい光が 私の目の前には広がっていた
慊人
凪斗(ナギト)
慊人
凪斗は優しい。身を呈して守ってくれる
誰かが苦しんでいれば手を差し伸べ 助ける為なら自分は泥を被るような人だ
私が生まれてきた意味は凪斗に会う為なの では無いのかと思う日は多かった
慊人
凪斗(ナギト)
その優しさには慊人も少しの動揺を 見せていた
依鈴
凪斗(ナギト)
世間は私達を怪物扱いするのに 凪斗だけは普通の人間として尊重して 大事にしてくれた
そんな人が傷つけられているのに 手を伸ばせば助けられる距離に居るのに
こんなにも遠く感じて手は届かなかった
コメント
1件
うわわわわ続きチョー気になります、凪斗すぁん優しすぎて感動、続きチョー楽しみに待ってます!!頑張ってください!