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リンは涙を流していて俺は手を握った
依鈴
凪斗(ナギト)
依鈴
凪斗(ナギト)
額を指で抑えるとリンは大人しく 横になった
凪斗(ナギト)
透
凪斗(ナギト)
透
紫呉
紫呉
紫呉
紫呉
依鈴
醜態を晒して嫌な夢を見ていた…
はとり
依鈴
はとり
依鈴
はとり
逃げようとすると物音に驚いて足を止めた
透
こいつを見ていると調子が狂う。 凪斗に似てるようで まるで似てない
紫呉
紫呉
リン。隣の部屋においで
私は声のする方へ顔を向けた
紫呉
隣の部屋さ。リン以外 入ってきてはダメだよ
はとり
それは秘密
紫呉
まだ話す時じゃない
紫呉
はとり
うん。分かった
凪斗(ナギト)
リンは不安そうに抱きついてきたから 頭を優しく撫でた
凪斗(ナギト)
依鈴
俺は少し黙ると口を開いた
凪斗(ナギト)
俺が虚ろな顔を見せたからか リンは少し聞くのを躊躇していた
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
それでもリンは諦めたくないのか こちらに目を向けた。それに応えて あげたくて口を開いた
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
「君の願いを聞いてあげられるか 分からない」という言葉を発するには 時間が必要だった
でも その前にリンが口を開いた
依鈴
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
依鈴
その顔には信じたくないと 嫌でも分かるほどに書かれていた
ガシャーーンッ
透
凪斗(ナギト)
透
依鈴
透
透は頭を下げ始めた。何故それほどに 呪いを解きたいのか理由を俺は知っていた
依鈴
透
依鈴
透
依鈴
透が こんなにも自分の意思を伝えたのは 初めてな気がした
透
依鈴
自分までもを突き放すように 透を突き放した
依鈴
依鈴
依鈴
依鈴
依鈴
俺を抱きしめる手は震えていて でも暖かかった
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
俺は小さく笑うと2人の頬に指を当てた
凪斗(ナギト)
暫くすると2人は涙を流していて 見たいことは見えたのだと理解した
戻っておいで
依鈴
透
透は苦しそうに涙を流していて やはり十二支で無いモノが時空を 超えるのは危険すぎると思った
凪斗(ナギト)
透
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
透
隣を見るとリンは疲れたのか もう寝ていた
俺はリンに布団を被せると椅子に座って 気持ちを落ち着かせるために本を読んだ
コンコンッ
凪斗(ナギト)
由希
凪斗(ナギト)
由希は静かに扉を開けた
由希
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
由希
凪斗(ナギト)
由希は優しく笑うと部屋を出ていった
でも暫くして聞こえた音はリンが 暴れている音だった
バァンッ
凪斗(ナギト)
依鈴
凪斗(ナギト)
依鈴
俺が あんな事を話したからだろう。 リンの手は震えていた
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
依鈴
凪斗(ナギト)
コンコンッ
透
依鈴
驚いた顔をすると嬉しそうに笑いだした
透
依鈴
透
依鈴
多分 力を使い過ぎたんだ。私を癒す為に 寝ずに傍に居てくれたから
透
透
依鈴
こいつは凪斗並に お人好しな気がする
透
依鈴
でも凪斗よりは察する能力が低くて余り 言いたくない言葉も出てきてしまう
依鈴
透
こいつが此処に来る理由も 分かった気がする
依鈴
透
依鈴
一瞬 固まると突然 謝りだした
透
依鈴
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