数十分前
今日、思い切ってあいつのLINEを 無理やり入れてしまった
嫌われたかもしれない
そう考えたそばからあいつ、いや
''紫音''から電話がかかってきた
冴
そう言ったあと、耳を済ました
なぜならスマホの中から聞こえる音は
紫音が泣いている声だった
冴
紫音
冴
そう一言言って俺は電話を切った
私は冴に電話をかける時
必死で声を押え話そうとした
冴
できるだけ声を抑え
紫音
と答えた
そういったところで 何も無いだろうと思ったすぐ
冴
そう一言言って電話を切られた。
寒くて悲しい今
冴がもしかしたら来てくれるかもしれない
そう期待を胸に
1人公園のベンチで座っていた
紫音
モブ男
モブ男
紫音
紫音
急に話かけられびっくりし声が出なかった
モブ男
びっくりしたのと同時に 恐怖が身体中を走った
モブ男
紫音
紫音
紫音
<おい
助けを求めた瞬間
聞き覚えのある声が私の耳から聞こえた
冴
紫音
暖かくて落ち着く声
モブ男
モブ男
冴
冴
紫音
紫音
今、俺の女って言った瞬間
恐怖や悲しみを忘れ
身体中が暑くなった
紫音
モブ男
冴
紫音
紫音
冴
冴
紫音
紫音
冴
紫音
私は冴の真剣な目を見て何から何まで話した
話し始めたら止まらなかった
それと同時に目から涙が出てきた
紫音
私が泣いてしまったら冴は静かに私を抱きしめた
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