結界術師

これは…僕と《不知火》の記憶

俺と結月の体がどんどんと同化していく

肉がひきつれ

血も落ちていく

俺はなんとか結月の体を守ろうと術式で同化を止める

それを見ていた男どもが口を開いた

俺は怒り狂った

すぐにでもこいつ等を殺したい

そう思い領域を展開しようとすると

その時懐かしい声が聞こえた

俺の…大切な人の

あの子と結月の姿が重なり

俺の背中をさすった

俺は領域ではなく術式を使った

情報報告

署名者　五条悟

9月7日　呪術高専

午前3時51分

上層部3名行方不明

行方不明の原因は特級呪霊を受肉したと言われる

尾崎　結月の暴走によるもの

尾崎結月は僕、五条悟によって発見

この事は機密事項とし

この書類以外はすべて焼却を命じる

五条家当主　五条悟

私は真希の声で起きた

真希は真剣な表情で

私を見た

僕は何故真希よりも身体能力に優れているのか…

それは、僕が

禪院甚爾と同じ

五感に優れた天与呪縛者だった

五条先生はニヤニヤしながら僕の方を除く

先週いきなり五条先生が「ちょっと急用で帰ってきてほしい」

と言われ、帰ってきてすぐだった

主力の呪術師をそんなに沢山集める任務があるのは初めて知った

僕が言いかけたとき

五条先生は笑って

といった

その後五条先生はまた任務でどっかに飛んでってしまった

さてここで

よくわかる《不知火》講座だ！

《不知火》は元は呪力から生まれた神様

一千年前

とある理由で初代天与呪縛者の女性と同変(どうか)した

同変の事がある男に知られ その男によって

同変が失敗

彼女は《不知火》と同化し《不知火》の中で死んでしまった

そして《不知火》は呪霊となった

それ以降ずっと封印されていたが

彼女と同じ天与呪縛者の結月を使いまた同変の実験を始めた

同変と同化の違い

同化は完全に一つになりどちらか一人が死に

死んだ者の能力も体に刻み込まれる

同変はどちらの意識を残し2つの意識を共有し合う事

《不知火》は女の子主義

宿儺とは悪友かな？

《不知火》の一人称は俺

結月の事は結月ちゃんと呼ぶ

五条の事は信頼はしている

初恋の人はいるらしい

命よりも大切なものは

結月だけになったって