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※ゆあんくん目線です
朝、のあは少しだけ様子が違った。
のあ
それだけ言って、俺の横をすっと通り過ぎる。 いつもなら「おはよ」って笑うのに、 今日は目も合わない。
ゆあん
学校でも同じだった。
のあは友達と話してる。しかも、最近同じクラスになった男子と。
のあ
その返事が、やけに軽く聞こえて。 俺は気づいたら、廊下の端で立ち止まっていた。
ゆあん
昼休み。 いつもなら俺の席に来るのあは、今日は来ない。
代わりに、廊下から楽しそうな声が聞こえた。
笑い声。
他の男に向けられた、あの笑顔。
胸の奥が、きゅっと締めつけられる。
ゆあん
ゆあん
そう言い聞かせるのに、 視線は勝手に、のあを追ってしまう。
放課後。 のあは俺に声をかけなかった。
のあ
それだけ言って、振り向かずに歩き出す。
⸺⸺追いかけそうになって、止まる。
ゆあん
でもその夜、家で雷が鳴った瞬間。
のあ
小さく震える音がして、俺は反射的に立ち上がった。
ゆあん
ドアを開けると、のあはベッドの端に座っていた。
でも、前みたいに抱きついてこない。
ゆあん
のあ
強がる声。 なのに、指先は震えてる。
俺は一歩、近づいて⸺止まった。
ゆあん
そう思ったはずなのに。
のあ
のあが、ぽつりと言った。
のあ
心臓が跳ねる。
のあ
静かな声。 責めてない。試すようでもない。 ただ、知りたいって顔。
でも俺は、答えられなかった。
沈黙。
のあは少しだけ、寂しそうに笑った。
のあ
立ち上がって、部屋から出ようとする。
その瞬間。
ゆあん
気づいたら、腕を掴んでいた。
ゆあん
低い声。 自分でも驚くほど、必死で。
のあが目を見開く。
のあ
その問いに、喉が詰まる。
答えられない。 でも、離したくもない。
ゆあん
雷が鳴る。
俺は、ぎゅっと歯を食いしばった。