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佐伯こはる
8月24日 学校の図書室。 自習室の電気を消し、帰宅するつもりだった。
佐伯こはる
水嶋なづき
夕焼けに目を奪われている間に 颯爽と私の前に現れたのは、 水嶋なづきだった。 彼女は図書委員をしている。
佐伯こはる
水嶋なづき
委員長は一切私に時間を与えなかった 彼女の顔は夕焼けと似た赤色を してきた。
佐伯こはる
早々と図書室を出て廊下を走った。 しかし前から先ほどみた人影が現れた ____ あれは…
佐伯こはる
水嶋なづき
背筋から徐々に嫌悪感と寒気がした。 なんで…? さっきまで水嶋さんは図書室にいた…
バン!!!!
頭が真っ白になった。 目の前でさっきまで口早に話していた水嶋さんが全く動かずに血を流して 倒れている。
佐伯こはる
???
佐伯こはる
よく考えると最初からおかしかった。 いつもは穏やかな水嶋さんがあれほど きつい口調になることは滅多に なかったのに…
???
水嶋さんは私に銃口を向ける。 咄嗟に私はすぐ近くの角に隠れて 階段を駆け降りた。
佐伯こはる
私は一階の家庭科室に隠れる。 下駄箱はすぐそこ、 隙をついて早く帰…
プルルル…プルルル… お母さんからの着信だった
お母さん
通話
00:00
お母さん
佐伯こはる
???
しゃがんだ私の頭の上には、水嶋さんの笑みを浮かべる顔があった。 銃口が私の頭頂部に当たる。
佐伯こはる
バンバンバン!!!!
私の死を確実にするかのように水嶋さん(?)は3発弾を撃った。 この後は何も覚えていない。 息ができない、頭が真っ白だった。
ミーンミンミンミンミン…
佐伯こはる
ゴン…!! 私は頭を強く撃った。自習室の机に べったりと伏せて眠っていた。
佐伯こはる
妙にリアルな夢であった。 私は時間を確認しようと、 携帯電話のロック画面を見て鳥肌が 立った…
佐伯こはる