義理兄弟

ピピッピピピッ

カチッ

学生なら必ずある定期考査

知ってるにも関わらず睡魔には勝てませんでした

学校では勉強出来ないし...

ほぼノー勉かもしれないぃ、

ダダダダダダッ

ガチャ

パタン

嵐みたいやったな、

どうしたんや...？

ほとけが落としたプリントらしきものがあった

俺はしれっと昼飯を作る準備を始めた

ガラララララ

いつもより早めに着いた教室

なんでかって、水に汚れた分速く拭く為でもあるけど

え？勉強...？

んなわけないじゃん（ 笑

予想...ついたんじゃない？

ビリッビリリッビリッ！！

ノート点...また0じゃん、（ 笑

先生も気付いてるのか知らないけど

変わらずノート点は下げてくる

だからもちろん成績も下がる

別にいい進学先 ~ とか考えてないからいいけどね

でも...テストの日はこれだけじゃないんだ、（ 笑

キーンコーンカーンコーン

＜はい、テスト終わり ~

＜みんな各自気を付けて帰るんだぞ ~

早く帰りたいな ~ ...

じゃあ帰れよって？じゃあ聞いてよ

僕の鞄がないって話を

テストが終わると毎回すぐに僕の鞄が取られる

大体隠すところは一緒で、

でも見つけた時には泥水だらけ

それをゆっくりタオルで拭いて帰るんだ

今はきっと隠している最中だからさ...待とうかなって、

あと1分....

ガチャッ

ここいつも埃臭いから嫌なんだよな、

いつもより汚れが酷すぎる、

こりゃ落ちるの時間かかるな ~ 、

いふさんも仕事だし、

ゆっくり丁寧に出来るな、

ガチャ

試験範囲中だから荷物が軽いのだけは救いだ

ガチャ

なんで...いつも遅いのにｯ、

僕の鞄を指さしてそう言われる

だが無理は無い、だってとんでもなく汚いのだから

もうちょっと良い言い訳あるのにね...、（ 笑

僕ってもしかして、助けて欲しい...のかな、

"虐めとか"

その言葉を聞いた時

なんだか頭がカッとなってしまった

あれ、言わないつもりなのに...

でもダメだ...これだけは言ったら...ｯ

気付いた時には言ってしまっていた

言うつもりはなかった、なんて言ったらいい訳だよね...

聞きたくなかった言葉

そう言われたらそうかもしれない

でもやっぱりイライラの方が勝ってしまって

ガチャ

僕はスマホと財布と鞄を持って家を出てしまった

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