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pn
▶︎この世界に残る
pn
sn
俺が残るって言った瞬間、snは目をキラッキラに輝かせて、俺の手をより一層ぎゅっと握って身を乗り出してきた。
すごい勢いで、思わず後ずさってしまった。
でも、だって、この世界にいれば、誰1人欠けないから。
snだって、これを望んでるから。
それに、元の世界に戻るってことは、snを見捨てるってことだろ……?
そんなの、出来るわけない。
sn
sn
snはまた涙を流しながら笑顔で言う。
それは、今までで1番心からの笑顔みたいな気がした。
俺は、やっぱりこいつに恋してるんだなって再確認した。
pn
俺もニカッと笑い返した。
sn
sn
snは勢いよく俺に抱きついてきた。
sn
そう言ってsnは、心底幸せそうに、恍惚とした顔で笑う。
どこかゾワッとしたけど、でも、snが嬉しそうだからそれでいい。
sn
pn
sn
tr
俺たち3人は、snを残して、snの作業室から出ていった。
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pn
kr
pn
俺たちはリビングに向かう途中でそんな会話をした。
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pn
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どこか機嫌のいいtrを見てにこにこするkrさんも、うんうんと頷いている。
あぁ、俺、 こっち選んでよかった!
ーEND1『鳥籠の中の幸せな鳥たち』
…
pnたちが去った後、光を失った空間の中。
彼はそう呟いて椅子にもたれかかった。
彼はパソコンのキーをカチッと押してから、ひょいっと椅子から立ち上がった。
彼はルンルンにそう呟いてから、その空間から出ていった。