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七不思議五番目 真夜中の図書室

夜、学校の警備をしていた警備員さんが「図書室から音がするからちょっと見に行ってくる」と言い図書室向かったそう。だが中には誰もいないし、ものが落ちた形跡もなかった。

いざ帰ろうとした瞬間目の前に若い少女が立っていた。ただその少女は特に何もしてこなく、警備員さんの手に本を5冊置いて消えたらしい。

このようなことが何回かあったそう。だが渡してくる本は毎回毎回同じ本で、渡してすぐに消えてしまうそう。

彼女は一体どんな人物なのだろうか?そしてなぜ毎回同じ本を渡してくるのかな?

花穂

は、花子さん、!来ました

花子さん

あら、早いわね

花子さん

まぁ良いわ

花穂

今日は、あの、七不思議の五番目さんを調べるんですよね?

花穂

ど、どんな方なんですか、?

花子さん

ん〜、五番目はね〜、すごい大人しい子なんだよ。ほんと君みたいな子

花子さん

夜の図書室にずっとひきこもっててさぁ〜、今日出てくるすらわかんないんだよね〜笑

花穂

えっ、とちなみに、、何時くらいまで、ここ居るんですか、?

花子さん

真夜中の図書室って言ってるくらいだからな〜、結構ここに居ないといけないけど大丈夫?

花穂

ちょ、っとさすが、、にあまり長くは…

花穂

ん〜、ダメ元で今行ってみるか〜

花穂

、!ありがとう、花子さん

花子さん

…!どういたしまして?なのかな笑まぁでも絶対現れる訳じゃないから無理だったら私が明日情報伝えるわね

花穂

うん!

花子さん

おーい、ごばんめ〜!出ておいで〜

・・・

・・・

シーン…

花子さん

ん〜、やっぱり出ないかぁ〜

花穂

ご、ごばんめさ〜ん!出てきてください〜、!!

花子さん

おーい引きこもりおばさーん、出てこないと放火すんぞ〜

さっきからうるさいわねぇ

燃やしたらただじゃおかないから覚悟しなさい

花穂

ひッ…な、どこから声が…?

花子さん

ほら怖かってんしょ、出てきなさい〜

紫髪の子、前を見なさい?

花穂

…え?

真夜中の図書室

ずっと前から私、いたわよ?

花穂

ひゃ、!!あ、あなたは、、?!

真夜中の図書室

私が七不思議五番目の「真夜中の図書室」よ

真夜中の図書室

ただ私はあなた達と話す時間なんてないのよ

花子さん

って言ってるけどどうせ本読みたいだけでしょう?

花子さん

ね〜ね〜、ちょっとは聞きたいことあるんだけどさ

真夜中の図書室

もう、うるさい!!

真夜中の図書室

本読たいの、集中したいの、活動は今じゃないからまったりしたいの!

真夜中の図書室

出ていきなさい!!

バタン!!!

花穂

……

花子さん

……

花穂

お、追い出されちゃいましたね…

花子さん

まさかあんなに怒られると思ってなかったね〜…^^;

花子さん

…あれ?なんか手元に本5冊置いてない?

花穂

あれ?ほ、ほんとだ…

花穂

「さよなら、あなたの恋」
「美大に行く少年A」
「小一女子の探偵ごっこ」
「いぬさんぽ」
「寄って下がってまた引いて」
だって、!

※これは私が勝手に作ったやつなので実在しません!!

花穂

なんか全部面白そう……!!

花子さん

ちょっとさすがに今読み始めないでよね!?

花穂

さ、さすがによ、まないですよ、!!

花穂

で、でもこの本、毎回毎回同じように渡してくるってことは、なにか、特別な意味があるんじゃないでしょうか、?

花子さん

あ〜、確かにそうかもね

花子さん

ん〜、なんだろうな〜。あんま話したことないからあの子の過去とか知らないしな〜…

花穂

ん〜、花子さんもその、みんなの過去のこととか、全て知り尽くしてる、って訳じゃないんですね…

花子さん

えぇ、まぁそうね

ん〜…

花穂

あ、!そろそろ帰らないと…

花子さん

あら、もうそんな時間なのね

花穂

花子さん、!この本、持って帰っても、いいかな?

花穂

なんかもっと考えればわかる気がするの、!

花子さん

(この子すごい熱心な子ね、、)

花子さん

えぇ、いいと思うけど…

花穂

…!ありがとう、花子さん!

花穂

じゃあまたあしたね、!

タッタッタッ

花子さん

…。もしかすると私のこともいずれ助けてくれるかも。

花子さん

あの心優しい花穂ちゃんなら

花穂

6時までに学校、出ればいいんだよね…

花穂

まだちょっと時間あるし、か、んがえてみようかな…

花穂

内容が関係してる、、とか?でもそしたら同じ種類の渡すよね…。作者かな?ん〜、でも全然違う人だし……。

花穂

もしかして題名とか?

花穂

…!これだ!

花穂

今からなら間に合うかな…?

17時56分

花穂

ん〜、もう間に合わなくてもいいや!早く伝えに行かなきゃ!

花子さん

ん〜、五番目の謎は一体なんなんだろう…

花子さん

毎回毎回同じ本を渡してくるってことは何かしら意味はあるんだろうけどな〜

………ッタッ

花子さん

ん〜、ダメね〜全く分からない

…ッタッ……

花子さん

もっと頭の賢い子が入ればいいのだけれどね〜

タッタッタッ!!!

花子さん

なんかすごい足音がする気が…

バッ!!!

花穂

はぁ、はぁはぁはぁ、、

花穂

つ、疲れた…

花子さん

え、花穂ちゃん?なんで、あなた帰ったんじゃないの?

花穂

少し、じ、時間あったから、、はぁはぁ、か、考えてたの。そしたら、はぁはぁはぁ、わ、わかったの、!

花穂

五番目さんがなんでここに残ってるのが、!

花子さん

どういうことなのか教えてくれるかしら?

花穂

は、はい!

花穂

まず、考えたのが本の内容が関係してるのかなんですが、全部題名的に、その、違うかなって

花穂

次に作者かなって、でも、作者も全く違かったので、次に、その、本の題名なのかなって、。思ったらそうだったんです、!

花穂

私がその、読み上げた順で本の最初の文字を読み上げると、「さ、び、し、い、よ、」寂しいよになるんです、!

花穂

つまりずっと一人で寂しかったんじゃ、ないでしょうか、?

花子さん

あら、そういうことね!花穂ちゃん想像以上に頭いいのね

花子さん

じゃあほんとか聞きに行ってみましょうか

花穂

うん、!

花穂

ご、五番目さん、!

花穂

少しだけでもいいのでお、話しませんか…?

花穂

ほんと、少しだけでいいので、!お、願いします、!!

……

花子さん

私からもお願い。さっき言ったこと、ちゃんと謝るから

……

真夜中の図書室

しょうがないわね…。ほんと少しだけよ

花穂

……!ありがとうございます、!!

真夜中の図書室

で、要件は何かしら?早く続きを読みたいからなるべく手短によろしくね

花穂

は、はい!

花穂

私、花子さんと一緒に、その、七不思議のみなさんを助けようって、活動?してるんですけど、その、、

花穂

えっ、と、それで、五番目さんの謎を解いてて、さっき解けたんです、!

真夜中の図書室

花穂

五番目さんがその、古くからこの学校に残ってる理由、それは、生前寂しい思いをずっとしていた、だから今、話す友達かなにか欲しかったからここに残ってるんじゃないですか、?

真夜中の図書室

…!

花穂

これは、その、あくまで私の推測なんですが…、どうでしょうか…?

真夜中の図書室

…えぇそうね、あなたの言う通りよ

真夜中の図書室

……。

真夜中の図書室

私ね、昔から本を読むことが好きだったの。だから休み時間の間もずっと、本を読んでいたの。

真夜中の図書室

そしたらね。どんどん人が離れていったの。本を読んでる私がくらいと感じていって。

真夜中の図書室

そこから数少なかった友達も誰一人としていなくなり、クラスにも学年にも本を読む子が少なかったから趣味を分かち合える友達もいなかった

真夜中の図書室

だから、だからねこうやって残ってればだれか話しかけてくれるかなって、こうやって題名を問題にして誰か解いてくれだら私のこの気持ち、気づいてくれる人居るかもって

花穂

……そ、れが五番目さんが残ってる理由、なんですよね、?

真夜中の図書室

えぇ、そうよ

真夜中の図書室

結局今日この日までわかってくれる人は誰もいなかったけれどね…笑

真夜中の図書室

…これ解いてくれてありがとう、私の気持ち、分かってくれてありがとうね。そろそろ行くべきとこに行くことにするわ

真夜中の図書室

こんなちっぽけな理由で残ってしまったけど、もっと悩みを抱えた子達が他にもいるからまた助けてあげてね

真夜中の図書室

じゃあね

花穂

あ、ま、まって、!

真夜中の図書室

……ん?どうかしたかしら?

花穂

その、私も暗い性格で、あんま友達いなくて、だから、!少しの時間しか過ごしてないですけど、友達に、なりませんか、?

真夜中の図書室

…!あなたほんとに優しい子なのね。ありがとう

真夜中の図書室

じゃあ私の友達としてこれ、持っててちょうだい

花穂

本、?

真夜中の図書室

えぇ、私が生きてきた中で一番好きだった本。これであなたも本好きになってね

花穂

うん、!ありがとう、大事にする、沢山読んで、沢山見て、もっと本好きなになる!

真夜中の図書室

んふふ、そう言ってくれて嬉しいわ

花子さん

……、五番目

真夜中の図書室

ん?何かしら

花子さん

その、ほんとに大切だった場所嘘でも放火するとかからかっちゃったりしてごめん…。

花子さん

来世では本読みすぎんないでよね!

真夜中の図書室

えぇ、そうね。程々にするわ

真夜中の図書室

…二人ともありがとうね

真夜中の図書室

またね

花穂

…いなくなっちゃっね、、

花子さん

そうね、まぁでもこれで1人助けられたじゃない初任務ご苦労さん

花子さん

今日はゆっくり休みな

花穂

(これで1人、助けれたんだ…。嬉しいのか悲しいのか、感情ぐちゃぐちゃしてる……なんか久しぶり頭使ったから眠くなっちゃった……)

花穂

うとうと……

花子さん

あ〜、もしかして眠い?

花穂

……うん、、

花子さん

じゃあ寝ていいよ

花穂

…えっ?

花子さん

おやすみ

花穂

(いきなり視界が暗くなっ……)

パタッ

花穂

……ん〜、、

花穂

あれ、?

私はいつの間にか家に帰ってきていて、布団で寝ていたそうです。

花穂

(絶対何おかしい…。私学校にいたのに家に帰ってきてる……。花子さんにお休みって言われてから視界が一瞬にして暗くなって、そこからの記憶がない……。)

花穂

(花子さんって魔法、使えたりするのかな…?)

花穂

なわけないか!
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