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うわ、神作、神作です!
作者
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ガチャッ…
伏黒恵
トコトコトコ…
ポスッ…
伏黒恵
いつもならすぐに脱ぐ制服も、 今日だけは脱ぐ気にはなれなかった。
きっと、それだけ疲れていたんだろう。
思考が上手くまとまらない。
伏黒恵
伏黒恵
五条先生が。
俺と五条先生の関係は、 ひと言では現せないと思う。
『保護者と後見人』
『教師と生徒』
『師弟』
ほとんどの人がそう言うはずだ。
でも、その言葉の中に。
『恋人』
という言葉が入る事はない。
伏黒恵
…五条先生を好きになったのは、 一体いつからだったのだろう。
気がつけば五条先生の事が 好きになっていた。
でも、それは俺だけが抱える気持ちで。
向こうにその気は一切ないのだから。
伏黒恵
俺は五条先生の『恋人』でもない。
五条先生からしたら、俺は一人の生徒 としか見られていないのだろう。
でも、それ以外の関係があるとしたら。
伏黒恵
五条先生とは、そういう行為 だってしているのに。
それでも、俺は五条先生の 『恋人』には、なれはい。
きっと五条先生は、俺をただの 性欲処理としか思っていないはずだ。
この関係だって、望んで出来た訳じゃない。
五条さんの命が中に出される度に。
申し訳ない気持ちで一杯になる。
俺なんかに使っていい命なんかじゃない。
だってこの命は、俺以外の人達全員が。
喉から手が出る程に貴重な命だから。
そしてそれが、毎回俺の中で死んでいく。
繋がるかもしれない新たな命を。
伏黒恵
伏黒恵
五条先生が結婚する。
その事実が、上手く消化できない。
それどころか、結婚して欲しくない。
まだ一緒にいて欲しい。
そんな事まで考えるようになってしまった。
伏黒恵
伏黒恵
伏黒恵
五条先生が結婚すれば。
俺のこの醜い感情を知られる事はなくなる。
それに、五条先生と距離を 置く事だってできる。
伏黒恵
伏黒恵
次、五条先生と出会う時には。
ちゃんと「おめでとうございます。」が 五条先生の顔を見ながら言えるように。
そんな事を考えながら、俺は眠りについた。
作者
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