雨が降っていた
お葬式の日ぐらいは 晴れていてほしかった
だって、君の笑顔はすごく眩しくて 太陽が似合う子だったから
僕にはないその笑顔で僕や周りの人達を元気にしてくれていた
僕が君の最後をみとどけた
僕が君を死へ追いやった
君の家族から恨まれるのも当然だろう
優しい君はみんなから愛されていた
君の母親は僕を拒絶した
君の周りにいたみんなが 僕を白い目で見た
お前が殺した
お前が見殺しにした
お前のせいで死んだ
お前が死ねばよかったのに
うるさいなぁ
もううんざりだよ
そんなの自分が一番分かってるし
黄くんが倒れたあの日から僕は相変わらずいつも通りの生活を送っていた
だけど少し変わったところがある
それはちょうど委員会があったあの日に学校で初めての友達ができたことだ
周りの僕と同じ委員会のやつらは仕事を放り投げて遊びに行ってしまい
何人もの仕事を僕1人でやっていたのも遅くなった理由だ
教室の端で黙々と作業をしていたら
ガラガラ
と大きな音を立てて派手な髪型とクソがつくほどのイケメンが入ってきた
それは学校1のイケメン 桃と言う人だった
桃
桃
青
青
友達のいない僕とは対象的に学年問わず人気のある彼とはあまり関わりたくないと思ったから、僕は冷たく返す
桃
青
青
桃
桃
桃
青
桃
そこからは桃くんが永遠と話しかけてきて少しウザかったが黄くん以外とこうやって話すのは久しぶりで楽しかった
今日もいつも通り学校について 廊下を歩いていたら
いきなり後ろから大きな声で 名前を呼ばれた
桃
桃
青
あまりの大きさに体を震わせた
桃
そう言って僕の肩に腕をまわしてきた
青
桃
そんなこんなを話しながら廊下を二人で歩いていた
だけど桃くんは学校の人気者なわけで当然僕みたいな陰キャと一緒にいたら注目を浴びることになる
周りの視線が痛くて 無意識に早歩きになる
青
桃
桃
僕が一番気にしていることを言われ 思わず大きな声をあげた
青
青
青
桃
そんなこんなで朝から 騒がしい一日が始まった
でも、1人じゃない学校生活も案外楽しいかも…
いつも通り黄くんに会いに病院の廊下を歩きながら
何を話そうか考える
桃くんのこと話してあげよ! などと頭で考え病室の前まで来た
青
青
黄
病室の中に入って目が合ったらまるで「まて」をしている犬のようにしっぽを揺らしている黄くんがいた
もちろん実際はしっぽなんて生えていないけど生えているように思えるほど可愛かった
青
黄
青
青
黄
黄
青
青
青
青
青
そこからは自分でも驚くほど話し出したら止まらなくてあったことを全部話した
でもいつもなら僕のつまらない話でも笑顔で楽しそうに聞いてくれる黄くん
今日はずっと暗いままでどこか傷ついたような表情をしていた
青
青
黄
青
青
黄
青
僕は心配になり黄くんの手を握りじっと見つめる
黄
青
思いもしない回答で 反射的に変な声がでた
青
青
黄
黄
青
黄くんが涙を流してる、、、
こんな状況なのに「ずっと一緒」は告白なのではと変なことを考えて勝手に 照れている僕…
だけど鈍感な黄くんのことだそんな意図で言った言葉ではないだろう
でも、何でこんなことを今さら聞いてくるのだろう。しかも泣きながら…
黄
青
黄
子供のように泣きじゃくる君の姿を見て僕は可愛いと思ってしまう
青
青
あやすように優しい口調で話しかける
黄
黄
黄
黄
青
青
青
黄
青
黄
すぐに泣き止んで眩しいほどの笑顔を向けてくる黄くんはあの子と似ていて、あの子と重ねてしまう僕は最低だろうか、
○○
○○
○○
赤くん…
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