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今日見つけたのですが、もうめちゃくちゃ好きぃぃ 次の投稿が楽しみ!応援してます!
ヒュンッ──
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どうか間に合って、─────っ
そう強く願いながら、落ちて行く悠くんの腕に手を伸ばす。
S
どうか、届いてっ、──────!
ガシッ、
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なんとか悠くんの手を掴めた。
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目を見開いて驚く悠くん。
その目には、うっすらと涙が浮かんでいた。
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震えた声。
静かに零れ落ちた涙。
僕は腕にしっかり力を込めて、こう言う。
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そろそろ僕の腕も限界を迎えそうだ。
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悠くんは宙吊り状態。
僕は手を離してしまえば、悠くんの命は──
とにかく僕の腕に、悠くんの命はかかっているのだ。
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僕は地面に置いている左手を、悠くんの腕を握っている右手にゆっくりとすり寄せる。
結構大変だ。力がいるっ...。
そして両手を6回、ぱちぱちと叩いた。
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パァァァッ...
いつもの眩しい光。
僕はより一層、悠くんの腕を強く握った。
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悠くんは、───いる。
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ほっと胸を撫で下ろし、僕は悠くんを呼ぶ。
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悠くんが驚くのと同時に、どこからかりうちゃんとまろちゃんが出てきた。
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僕の言葉を遮って、悠くんが名前を言う。
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2人が無意識に放った言葉に、傷付いてしまう自分がいた。
僕は、頼りにならないから───
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話すりうちゃんの口を、まろちゃんがばっと塞いだ。
そしてまろちゃんはこう言う。
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自分の事について、か。
あんまそんなこと話したく無いんやけどな、、
ダメなとこばっかやし、、
まぁ、とりあえず行くか…
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こんなちょっとした気遣いが、なんか身に染みる。
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りうちゃんの優しい言葉に、しっかりと頷く。
話したくないのはさっきと変わらない。
でも、なんか…寂しくて。
誰かに聞いてほしい、慰めてほしい。
そんな感情が、自分の中にあった。
その感情だけで、僕はゆっくりと語り出した。
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ガタンッ
────ギュッ…
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突然りうちゃんが椅子から立ち上がって、僕を優しく抱き決めた。
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こんな事言われたの、初めて、…
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無意識に、どんどん涙が零れてゆく。
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涙が止まらない僕を、りうちゃんは優しく抱きしめ、さすってくれた。
僅かな暖かさに安心した。
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…悠くんは僕の事をどう思ってるんやろ。
馬鹿にされてたらどうしよう、
相手にされなかったらどうしよう、
そんな不安が、脳内を駆け巡る。
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僕の心を見透かしたような、りうちゃんの一言。
僕はその一言を、信じることにした。
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𝐍𝐞𝐱𝐭⇣ ♡250 💬5
久々に書いたせいで腕訛ってました((((
次回は悠くんsideからになります!
お楽しみに!