Episode5
「彼の行方」
𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡
mz
ごめんkty、遅くなった…
mz
kty、?
いつもの場所に行くと、ktyはいなかった
mz
まだ来てないのかもな…
そう思いながら待っていても、ktyが現れることはなかった
mz
休みかな、?
mz
まぁ、今日は帰るか
この時は、ktyは休みで
きっとまた明日現れてくれる
そう思っていたけど…
今日も
今日も
今日も
ktyが現れることは、なかった
mz
…また今日も休みか
あれから2週間、ktyはこの場所に来ていない
流石におかしいと思って、ktyの担任にも聞いてみたけど、
「kty君は大丈夫ですよ」
ただその一言だけしか、貰えなかった
mz
…ッ
mz
どこに行ったんだよ、ktyッ
そうして月日が流れたある日
俺は先生の手伝いや、部活などで忙しく、帰る時間が遅くなってしまった
mz
早く帰らねぇとッ…
そう思い、走って帰っていると、あるひとりの少年を見つけた
その少年は、深くフードを被り、でもその隙間からは淡い桃色の髪が見えた
見覚えがある…
もしかしてッ!
mz
ktyッ!
?
…ッ!(逃
mz
おい、待てよッ!(走
mz
…ッ!(捕
mz
やっとッ…捕まえた
?
…ッ離して!
mz
ちょッ、暴れるなって!
暴れる少年を抑えようとすると、
少年のフードが脱げてしまった
mz
…kty、?
そこには、まるで苦しさを我慢するかのように
泣いている、ktyがいた