ねき
ねき
ねき
ねき
ねき
start
◯鼓 side
鼓
ため息を吐きながら授業を受ける午後。
席がちょうど窓側の席で、暖かい太陽の光が差し込み、寝るのに快適な環境が整っていた
先生
鼓
うとうとしていたら、隣から肩を叩かれた。
トントン
鼓
及川
鼓
及川
鼓
寝そうになってた私を気遣ってくれたのか、話しかけてくれた
及川
そんな擬音が付きそうな勢いでウインクをする彼。
鼓
及川
鼓
先生
及川
先生
及川
先生
及川
ドッ、とクラスから笑い声が湧き起こる。
鼓
そう思っても、心の中にしまっておいた。
先生
先生
体育委員
クラス中のみんなが、体育祭について話盛り上がっている。
鼓
玉入れ、綱引き、障害物リレー、狩り人競争、代表者リレーの、5種目があった。
及川
鼓
及川
鼓
一番目立たずに参加できる競技といったら玉入れだろう。
実際、ここまで二年連続で玉入れを選んでいる。
及川
鼓
及川
じゃあそうしよっかなぁ!!
鼓
及川
鼓
鼓
正直彼の言っていることはよく分からなかったけど、彼は満足しているようなので、気にしない。ことにしよう。
鼓
何やかんやで競技は決まり、私は玉入れに出場することになった。
放課後
鼓
靴箱から靴を取り出して、上履きを入れる。
鼓
まだ7月だけど、夏のように暑かった。
鼓
そう思いながら足を動かそうとした
及川
鼓
息を切らしながら、及川がこちらに走ってきた
及川
鼓
及川に教えてなんて言われることは初めてで、少し戸惑ってしまった。
それに、私も特別頭がいいわけじゃない。ある程度の問題が解けるだけだ。
鼓
及川
鼓
意味がわからない。別に私より賢い人はたくさんいる。
何でわざわざ私に教えて欲しいと頼んだんだろう。
及川
鼓
及川
鼓
及川
鼓
勉強を教えるんだったら、家が一番教えやすいだろう。
それに、図書室で及川と二人きりで勉強なんて、あらぬ噂が立てられそうで怖い。
及川
鼓
鼓
及川
鼓
及川
鼓
及川
そう言って慌てて靴を履き替える彼を待って、靴箱を出た。
ねき
ねき
ねき
ねき
ねき
ねき







