いつも通り、撮影をする。
今日は王様ゲームの撮影だった。
市川慶一郎
六花清春
椚三波斗
市川君はいつもメンバーをまとめていて凄いな…
俺だったらそんなの出来ないよ…
俺は、涼雅の隣に座って撮影をした。
でもその涼雅の反対側にはさつきがいる。
偶然この並びになった訳ではなく、涼雅がさつきに「おいで」と言って隣に来るよう誘ったのだ。
最近、さつきが涼雅に好かれている。
別に涼雅のことを好きという訳ではないけど、
少し嫉妬してしまう。
「なんでさつきにばっかり…」という気持ちが出てきてしまう。
四季涼雅
涼雅はそう言いながらさつきの服の袖を引っ張った。
仮屋瀬さつき
仮屋瀬さつき
四季涼雅
仮屋瀬さつき
2人は近かった距離をもっと縮めて座った。
別に画面内には入ってると思うけどな…
そして王様ゲームが始まった。
最初の方は楽しかった。
でも3回戦目。
市川慶一郎
市川慶一郎
市川慶一郎
椚三波斗
双葉小太郎
市川慶一郎
市川慶一郎
双葉小太郎
四季涼雅
市川慶一郎
仮屋瀬さつき
市川慶一郎
四季涼雅
双葉小太郎
仮屋瀬さつき
四季涼雅
さつきが涼雅に壁ドン…か。
さつきはソファにもたれ掛かる涼雅に近づいた。
俺の反対側からカメラが向けられた。
俺は伏せ、2人だけ写るようにした。
本当は2人の様子を見たくなかったからというのが理由だけど。
何故かは分からない。
好きでもないのに。
でも、やっぱり気になってしまい、
2人の様子を伏せた体勢でちらりと見た。
椚三波斗
ドンッ
さつきが涼雅に壁ドンをした。
四季涼雅
仮屋瀬さつき
さつきは笑っているが、涼雅は少し照れた表情を見せた。
カメラには写らないかもしれないが、少し顔が赤い。
仮屋瀬さつき
四季涼雅
市川慶一郎
市川君はそう言って満足気な顔をした。
さつきはまたソファに座り、涼雅は座り直した。
なんであんな顔したんだ?
俺には見せたことの無い表情だった。
もしかして涼雅、さつきのことを…
王様ゲーム4試合目。
市川慶一郎
仮屋瀬さつき
市川慶一郎
六花清春
仮屋瀬さつき
仮屋瀬さつき
仮屋瀬さつき
仮屋瀬さつき
双葉小太郎
市川慶一郎
仮屋瀬さつき
あ、俺5番だ。
キスするんかあ…
四季涼雅
椚三波斗
椚三波斗
やべ、大きい声出しちゃった。
仮屋瀬さつき
四季涼雅
涼雅とキスか…
何か緊張する…
市川慶一郎
市川慶一郎
椚三波斗
四季涼雅
俺が市川君の言葉に笑っていると、突然涼雅が俺の唇にキスしてきた。
椚三波斗
突然だったからびっくりした…
仮屋瀬さつき
仮屋瀬さつき
四季涼雅
椚三波斗
なんでこんな質問したのかは分からない。
ただ涼雅がどう思っているのか知りたかった。
四季涼雅
四季涼雅
四季涼雅
椚三波斗
眉毛が八の字になってるし、嫌だったのかな。
俺とキスするの。
さつきの壁ドンはあんな嬉しそうだったのに。
俺のことはそんな好きじゃないのかもな。
涼雅のことを好きでもないのに、
キスした時の反応を見ると、
胸が痛くなった。
コメント
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あれれー???指が勝手に? もう一度読もうとしている!!!! ま!じ!で!神!!!!