ナミ
私は「ナミ」
至って普通の日々を過ごしている。
ナミ
私は普通に道を歩いて家に帰ろうとした。
ナミ
道の向かい側に、
私そっくりの女がいたのだ。
ナミ
ナミ
ナミ
ナミ
私は「普通」が壊されたくなくて、
見ていないことにしようとした。
すると、
私のそっくりの女がこちらに向かって歩いてきた。
ナミ
???
ナミ
???
ナミ
ナミ
???
???
もう1人のナミ
ナミ
もう1人のナミ
もう1人のナミ
もう1人のナミ
ナミ
もう1人のナミ
ナミ
もう1人のナミ
もう1人のナミ
と言い残すと消えていってしまった。
ナミ
ナミ
ほっぺをつねっても普通に痛い。
ナミ
ナミ
もう夜になっていた。
ナミ
ナミ
タッタッタッ……
ナミ
ごくっ
ナミ
振り返ると知らない男が立っていた。
ナミ
グサッ
ナミ
そう、私は通り魔に刺されたのだ。
ナミ
ナミ
ナミ
ナミ
もう1人のナミ
さっきのもう1人のナミが紙になにかを記録している。
もう1人のナミ
もう1人のナミ
もう1人のナミ
ナミ
ナミ
次のナミ
ナミ
次のナミ
ナミ
ナミ
次のナミ
ナミ
「ナミ」という人間を少しでも生かすには、
こうするしかないのだ。
未来を少しでも変えるために─────
END
いいね、コメントよろしくお願いします。
コメント
12件
わー!!! 嬉死します......... よろしくお願いします!
(´˘`*) できるだけコメントには現れるつもりです〜!!
>>星羅 ありがとうございます! 飛び跳ねて喜びました()