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両片想い。

第2話 - 両片想い。#2

132

2019年10月14日

#恋愛

#切ない

#いじめ

香子

紗奈

…こ！

紗奈

香子っ！！

香子

…あ！

香子

ごめん、紗奈！

紗奈

どうしたの？

紗奈

最近すっごいボーッとしてるけど…

紗奈

なんかあった？

香子

な、何もないよ！

紗奈

怪しいなぁ〜

紗奈

…あ！

紗奈

好きな人でも出来たとかっ！

香子

へ！？！？

香子

な、ないないない！！

香子

い、いるわけない！

朝飛

香子ちゃん、昨日のプリント…

香子

（このタイミングに朝飛くん…！？）

香子

あ、あり…がとう…

紗奈

ふーん

紗奈

そういう事ね♪

香子

な、何！？

紗奈

朝飛のこと、好きなんだぁ〜（小声）

香子

ち、違うからっ！！！

・

香子

（…ってことが、ずっと続いてる）

香子

絶対紗奈にバレてるよね…

香子

（今日も、濡れてる朝飛くんが来るんだよね…）

香子

（…寒くないように、ちゃんとふいてあげなきゃ）

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ…

香子

！

朝飛

香子ちゃん

朝飛

ごめん、今日もびしょ濡れで…

香子

それは、朝飛くんのせいじゃないから

香子

謝らなくていいよ

朝飛

ありがとう

・

香子

（静かだな…）

香子

（…なんか、話さなきゃ）

朝飛

あの、さ

香子

？

朝飛

香子ちゃんって、好きな人とかいるの…？

香子

…え！？

香子

（な、なんて答えれば…）

香子

き、気になってる…って感じの人ならいるかな

朝飛

ふーん

香子

（なんか、不機嫌…？）

朝飛

俺は、ちゃんと好きな人いるよ

香子

そ、そう…なんだ

香子

（だ、誰…なんだろう…）

明

マジかよ…ww

涼

なんか朝飛のやつ、いっつも図書館行くなーって思ってたんだよな〜w

明

原因、分かっちゃった〜www

・

香子

朝飛くんの好きな人って、

香子

どんな人なんだろう…

香子

（「誰？」なんて、聞けないよ…）

ﾌﾟﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…♪

香子

！

香子

（紗奈から電話だ…！）

紗奈

「もしもし？」

香子

「紗奈？どうしたの？」

紗奈

「好きな人とは、どーなの！笑」

香子

「え！？」

香子

「それだけのために電話してきたのっ！？」

紗奈

「いいじゃん、いいじゃんっ！！」

紗奈

「聞かせてよー！」

香子

（もう好きな人バレてるし…相談しようかな）

香子

「…な、なんか、あ、朝飛くんがね」

香子

「私に、好きな人いる？って聞いてきてさ…」

香子

「私、なんて答えればいいかわかんなくて、」

香子

「気になってる人ならいるよ」

香子

「って言ったの、」

紗奈

「うんうん(* ॑˘ ॑* ) ⁾⁾」

香子

「…そしたら、」

香子

「ふーんって言われた」

紗奈

「…きゃーーーっ！！」

香子

「え？」

紗奈

「ヤキモチじゃん、ヤキモチじゃーんっ！」

香子

「？」

紗奈

「香子、私は君に誓う」

紗奈

「朝飛は香子が好きだよ」

香子

「え！？」

紗奈

「…ところでさ、」

紗奈

「大変失礼なんだけど、」

紗奈

「朝飛くんのどこに惹かれたの？」

香子

「…優しいところ、とか」

香子

「自分より他人を大事にしてるところとか…」

香子

「正義感があるところ…とかかな」

紗奈

「…合格！」

香子

「え、何！？」

紗奈

「それだけ好きなら、2人は絶対負けないよ」

香子

「…負け、ない？」

紗奈

「あんないじめっ子に、何されても、」

紗奈

「2人の愛は負けないってこと！」

紗奈

「絶対、アイツらは何かを企んでると思う」

紗奈

「でも、香子」

香子

紗奈

「そんな奴に、従ってちゃダメだよ」

香子

紗奈

「私は、朝飛の優しさは充分知ってるし、」

紗奈

「香子がその朝飛のことを、ちゃんと好きだってことも知ってる」

紗奈

「…絶対、負けんなよーーっ！！！」

香子

「ありがとう、紗奈」

次回⇢「絶対、負けない」そう誓った香子だったが、朝飛からの衝撃的な言葉で、2人は崩れはじめて…！？

読んでいただき、ありがとうございます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)) 今作はちょっと雑でしたね…💦すみません… 好評でしたら、次回作書きたいと思っています。

待っていて下さった方、作品を出すのが遅くなり、すみませんでした…💧

両片想い。

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