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天馬咲希

ここは、、、

「起き上がる」

保健室の先生

おはよう、天馬さん

「咲希の方に移動する」

天馬咲希

えっと、、

「頭がボーッとしながら」

保健室の先生

私は保健室の先生よ

天馬咲希

せ、先生
私どうして保健室なんかに
いるんですか?

先生

お前が廊下で倒れてたから
私が連れてきた

天馬咲希

廊下、、、、

保健室の先生

大変なのはその後よ
1年生の波に押されつつも

保健室の先生

かなちゃんと一緒に
波に抗って懸命にここまで
来たんだから

先生

かなちゃん言うな

天馬咲希

こはねちゃんは?

先生

安心しろ 小豆沢なら
ちゃんと、体育館にいる

天馬咲希

体育館──

先生

お前、最近──

天馬咲希

BLOOM!?

「思い出す」

天馬咲希

早く、体育館に
行かなくちゃ!!

「立ち上がる」

天馬咲希

うっ、、

「視界がクラクラして
倒れそうになる」

保健室の先生

も!
ちゃんと安静にしてなさい

「ギリギリの所で背中を抑える」

保健室の先生

38度の高熱を出してるんだから

先生

そいうことだ
これも運がなかったって
ことで今回は諦め──

嫌です!!

先生

、、、っ

「驚く」

天馬咲希

ここまでやってきたんです
高熱ってだけで
諦めたくありません!

天馬咲希

こんなのより辛いこと
小さい時に何度も味わってきたっ、、!

「目に涙を貯めて」

保健室の先生

事情はかなちゃんから
聞いているわ

保健室の先生

最近 外に出れていいような
体になったって

保健室の先生

けど、ここまでになるなら
体の危険信号伝わってたでしょ
「呆れるように」

天馬咲希

だって──

保健室の先生

それに、完全に完治した訳じゃないの
それこそ、今回のライブで
治りかけが悪化するかもしれない

天馬咲希

、、っ

保健室の先生

アイドルとしては応援したいけど
生徒として患者としては
応援できない

天馬咲希

、、、、、、

「俯く」

先生

わたしもコイツと
同じ意見だ

先生

こうやって人に
迷惑をかけるような行為を
続けていくなら反対だ

保健室の先生

ほら、早く横に──

先生

けど──

先生

倒れる前に異変を感じたなら
頑張るんじゃなくて休め

先生

それを守るって言うなら
私は行っていいと思う

天馬咲希

、、、っ?!

「顔を上げる」

保健室の先生

ちょ、ちょっと、、!
かなちゃん?!

保健室の先生

何勝手なこと言ってるのよ
私が決めることなのよ

「真面目な顔で」

保健室の先生

素人の判断なんかで
決めないでくれる!?

先生

天馬の目を見て
思っただけだ

先生

この表情を私たちだけしか
見れないなんてもったいないだろ

先生

何かあったら
私が全ての責任を取る

保健室の先生

「ため息をつく」

保健室の先生

じゃ、私かなちゃんが
先生クビになっても私し〜らない

「そっぽ向く」

先生

なっ、、!

天馬咲希

ありがとうございます!

「涙を吹き」

先生

ほら、肩貸す
辛いだろ?

天馬咲希

あっ、ごめんなさい、、

「肩を借り扉まで行く」

先生

それじゃ、やよい
またな

ガラガラ、、

保健室の先生

全く、、、

保健室の先生

手のかかる生徒と親友ねぇ〜

日野森雫

次はA組 10番
桐谷──

桃井愛莉

ちょ、ちょっと雫!!
それ、違うわよ

日野森雫

あっ、本当だったわ
流石愛莉ちゃんね

桃井愛莉

全く、、、

笑い声が体育館中に響く

小豆沢こはね

(次で咲希ちゃんの番、、)

雫先輩の天然 面白〜い!!

いいなぁ〜、、 わたしも愛莉先輩に ツッコまれたぁ〜い!!

小豆沢こはね

(私の番も終わったし
こっそり抜け出して──)

「立ち上がろうと」

あれ?小豆沢さん?

小豆沢こはね

ひゃ、ひゃいっ?!

どうしたの? 立ち上がって

小豆沢こはね

え、えぇっ〜と、、

「急に話しかけられて
人見知りが発動する」

そんなの、トイレに 決まってるじゃん

というか、アイドルとして 女の子として失礼でしょW

あっ、そっか ごめんね、小豆沢さん

小豆沢こはね

あ、だ、大丈夫です、、

(き、気まづいよぉ〜!!)

桃井愛莉

それじゃあ、次
A組 18番 「天馬咲希」!

日野森雫

(あら、この子──)

シーン、、、

桃井愛莉

あら?居ないのかしら、、?
天馬咲希さん

小豆沢こはね

早く見つけないと、、!

「席を離れる」

桃井愛莉

どうしたのかしら?
参加希望には載っているけど

そういえば、天馬さん いないよね?

教室で待機してた時は 居たと思うけど、、、

桃井愛莉

居ないのなら
しょうがないわね

桃井愛莉

棄権ってことで──

日野森雫

ま、待って愛莉ちゃん!!

「大声を出す」

小豆沢こはね

、、、っ

「体が止まり雫達の方を見つめる」

桃井愛莉

うわぁっ?!
急にどうしたのよ!!

日野森雫

も、もう少し、、
待ってみないかしら?!

桃井愛莉

えっ、、?

日野森雫

私達に憧れて応募した子だもの
直ぐに棄権にするのは
可哀想だわ

桃井愛莉

(雫がそんなこと
言い出すなんて、、、)

桃井愛莉

本当、アンタは
いつも勝手なんだから

日野森雫

、、、、、、

桃井愛莉

悪いけれど参加者の皆
後、5分時間をくれないかしら?

「立ち上がり」

全然平気です!!

うんうん! 五分くらいならね

何かあったかもしれないし 心配で私、、、ライブ 上手く出来ないかも

桃井愛莉

、、、っ!!
助かるわ

日野森雫

愛莉ちゃんっ、、、
皆、、、、

桃井愛莉

けど、その分遅刻した
その子には厳しく判定しないとね

桃井愛莉

扉の近くにいる
ツインテールの女の子も!

小豆沢こはね

えっ?

「声をかけられるとは思わず」

視線が一斉に こはねの方に向く

小豆沢こはね

わ、わ、わ、、わ!?

桃井愛莉

その子の事が心配なのは分かるけど
ちゃんと席に座ってないと
減点するわよ〜

小豆沢こはね

は、はいっ、、!!

再び笑い声に包まれる

天馬咲希

、、ッ

「突然の気持ち悪さに
しゃがんでしまう」

先生

大丈夫か?

天馬咲希

だ、大丈夫です、、
少しめまいがしただけで、、

「ゆっくりと立ち上がる」

先生

(このペースだと
辿り着くのは望み薄だな──)

先生

天馬

天馬咲希

、、、?

先生

気持ち悪さを我慢できるなら
最終手段があるんだが──

5分後

小豆沢こはね

、、、っ

「目を瞑り祈る」

桃井愛莉

──タイムオーバーね

小豆沢こはね

っ、、、

桃井愛莉

雫にも皆にも悪いけど
オーディションを再開するわ

日野森雫

、、、っ

小豆沢こはね

ま、待ってくだ、、さい!

「立ち上がる」

桃井愛莉

、、?

小豆沢こはね

咲希ちゃん、、、
この日のために
すっごい頑張ってたんです

小豆沢こはね

寝る時間も休み時間も削って
ずっとずっと練習を、、

小豆沢こはね

だから、あと──

桃井愛莉

そもそも
アイドルたるもの時間厳守を
守れないようじゃ

桃井愛莉

トップアイドルになんて
なれないのよ

「力強く」

小豆沢こはね

、、っ

桃井愛莉

それに、1人のために時間を
削ってたら贔屓だと思ってしまう子
が生まれてしまうの

小豆沢こはね

わかり、、ました

「席に座る」

桃井愛莉

確かに棄権にすることは
心苦しいけれど

桃井愛莉

皆には
いい教訓が出来たわ

桃井愛莉

それじゃあ、次を飛ばして
19ば──

遅れて すみません!!

天馬咲希

え、A組18番──

天馬咲希です!!

小豆沢こはね

咲希ちゃんっ、、!

日野森雫

、、、、っ!!

「目を輝かせる」

桃井愛莉

なんで先生に
おんぶされてるのよ?!

天馬咲希

あ、えっと、、、
色々あって

「気まづそうに目を逸らし」

先生

はぁ、、はぁ、、っ!

先生

それで、間に合ったか?!

桃井愛莉

5分待って来なかったから
次の子に行こうとしてました

天馬咲希

ま、待ってて
くれたんですか?!

桃井愛莉

雫がしつこいからね

天馬咲希

し、雫さんが?!

日野森雫

愛莉ちゃん──

桃井愛莉

そんな顔をしてもダーメ!!
約束通り5分待ったのよ

桃井愛莉

アイドルとして
先輩としてきっちりここは──

生徒

私は、天馬さんのライブ
みたいです!!

天馬咲希

、、っ!?

桃井愛莉

えっ?!

生徒

なんというか、あの姿みたら
色々あったというか、、、
しょうがない事が
あったんじゃないかなって

生徒

思うから
私は、天馬さんがライブを
しても構わないと思います

天馬咲希

友乃さん、、、

桃井愛莉

えぇっ、、!

「引き地味で」

桃井愛莉

「先生の方を見る」

先生

私は、お前たちの判断に任せる

「面白そうに」

桃井愛莉

えぇっ?!

小豆沢こはね

日野森雫

生徒

天馬咲希

桃井愛莉

うっ、、!

「視線が集まる」

桃井愛莉

あぁ、もう!!!
分かったわよ!!!

桃井愛莉

認めればいいんでしょ
認めれば!!!

天馬咲希

、、ってことは

桃井愛莉

えぇ、天馬咲希さんの
ライブの権利を復活させるわ

天馬咲希

本当?!

桃井愛莉

私が嘘をつく
アイドルだと思って?

「睨む」

天馬咲希

あ、いえ、、
そんなことは、、!

「慌てて弁解する」

桃井愛莉

その分 あなた達が居ない時に
言ったけど

桃井愛莉

遅刻したんだから
ペナルティとして厳しく見るわよ

天馬咲希

はいっ!!

先生

(相変わらず桃井は
日野森に甘いな、、、)

天馬咲希

スマートキュウビ!!

スマートキュウビ

トキメキ確かに届けたぞ!

天馬咲希

うんっ!!

咲希

さぁ! 行こう 光る未来へ
ホラ 夢を連れて

咲希

ポケットにひとつ勇気にぎりしめ
走り出したあの道

咲希

虹色に輝いて
ココロの地図をいろどる

咲希

クールな私 キラキラな私
大空に描いてみれば

咲希

白いシャツ 風なびき

咲希

飛べるよどこまでも

咲希

(今までの努力を
1つでも零しちゃダメ!!)

咲希

たまには泣き虫の雲
太陽が笑い飛ばす

咲希

(視界が──クラクラする、、
けど、限界を超えるんだ!!!)

BLOOM

、、っ!

桃井愛莉

(あのしなやかの動き──
まさか雫の動きを再現してる?!)

咲希

仲間だって時にはライバル

咲希

真剣勝負よ!

咲希

ここから(はじまる) 
キラメく(ミライへ)

咲希

Going my way
(Going my way)

咲希

大志を抱け

咲希

汗キラリ 涙こぼれても
立ち止まるな!

咲希

アイドル(アイドル)
カツドウ(カツドウ)

咲希

Go Go Let's go
(Go Go Let's go)

咲希

明日に向かって
走り続ける キミが見える

咲希

ファイトくれる

先生

(あの高熱で
あれほどのパフォーマンスを
できるとは、、、)

先生

(これは、熱の力、、、
いや──)

天馬咲希

はぁ、、はぁ、、!

先生

(──天馬の力か)

所々から次々に 拍手の音が聞こえてくる

日野森雫

(あの子は私と違くて
太陽がいなくても、、、)

日野森雫

(もう十分──)

先生

今年の卵は
予想以上に期待できるな

桃井愛莉

いや、
アイドルの卵ってより──

桃井愛莉

金の卵すぎるでしょ!?

「面白そうにつぶやく」

小豆沢こはね

さ、咲希ちゃん
凄かったよー!!!

「頑張って大声で言う」

天馬咲希

「ほほ笑む」

バタッ

小豆沢こはね

さ、咲希ちゃん!?

天馬咲希

はぁ、、はぁっ、、!

先生

おい!誰か
はやく担架を!

先生

いいから早く!!

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