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テラーノベル(Teller Novel)

げじげじ

…あー…皆さんもう来たんですねぇ…

げじげじが立ち上がる。

KUN

げ、げじげじ…お前、何やって…

ひまじん

ッ…「やっぱり」…

KUN

な…やっぱり?どう言うことだ…?

でで

薄々気づいてたんだ…

でで

ッ…

時を遡ることーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

でで視点

タワケ

こんな企画で、ーーーーー、〜〜〜〜。

でで

なるほど…コマンドは〜〜〜〜。ーーーー、ーーー…

何か鋭い視線を感じる。

でで

…?

あたりを少し見渡すと、げじげじが物陰に隠れてこちらを見ていた。

でで

!?

タワケ

…? どうしました…?

でで

あ、い、いや…なんでも。

タワケ

…?そうですか…

タワケ

あ、話の続きなんですが見てもらいたいものがあって。TPしても良いですか?

でで

あぁ…いいよ。

でで

(丁度良かった…)

でで

(にしてもなんでげじげじくん…)

でで

(…まさか)

ひまじん視点

ひまじん

あ、そんじゃ急用あるからじゃな!

ひまじん

ッ……

ひまじん

(あれは…おかしいやろ…)

ひまじん

(いくらなんでも覗いてるみたいに見るなんて…まるで…)

ひまじん

(…まさか)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ひまじん

げじげじ…お前やっぱり…

ひまじん

ちゃんと「ホンモノ」やったんやな…

げじげじ

…「ホンモノ」…ですか…

げじげじ

…そうですね、おかしいですよね…

でで

…分かってはいるんだな…

げじげじ

そうですね…

げじげじ

でも…暴れる欲を抑えられなかったんです…

げじげじ

どうしても「私のモノにしたい」というおかしな気持ち…

げじげじ

…すみません、気持ち悪いですよね。

部屋が静まり返る。

げじげじ

…貴方たちが来てようやく冷静になりました。

げじげじ

ありがとうございます。

げじげじ

…ごめんなさい、タワケさん…

げじげじがまるで罪悪感で押し潰されそうな顔をしてそう言う。

タワケ

そして拘束具を取り外す。

げじげじ

…許されることでは無いのは分かっています…

げじげじ

…命令ならなんでも従います。

KUN

…らしいぞ。タワケ、どうする。お前の判断次第だ。

タワケ

げじげじ

(はは…まぁ許される訳…)

タワケ

…条件付きでなら普通に。

げじげじ

……え…?

KUN

!?

ひまじん

!?

でで

!?

ひまじん

タ、タワケ…本当にええんか?

タワケ

はい。条件付きなので。

KUN

そ、その条件は…?

タワケ

1つ目、こういうことは次からしないように心がける。

タワケ

2つ目、これは無かったことにして普通に過ごす。
    友達として接する。

タワケ

くらいですかね…条件は。

げじげじ

え…そ、そんなことで良いんですか…?

タワケ

構いませんよ。

でで

ほ、本当に大丈夫か…?もっと条件つけても何も言わないぞ…?

タワケ

これで良いんです。

げじげじ

な、なんでそんな…軽いんですか…?

タワケ

ちゃんと反省してましたし…それに…

タワケ

こういうのって案外友達として絡んだら治るんですよ。

タワケ

気持ちを溜めて溜めて爆発ってケースが多いと聞いたんで…

KUN

そ、そうなのか…

ひまじん

ほ、本当に…ええんやな…?

タワケ

問題ないです。

げじげじ

そ、そんな…わ、私タワケさんに…あんなに酷いこと…したのに…

げじげじが頭を抱える。

KUN

げじげじ…

全員が「本当に反省しているんだな」と思う。

げじげじ

わ、私…あ"ぁ…

げじげじ

………ごめんなさい、自分勝手ですが、しばらく一人にさせて下さい…

KUN

…分かった。

そう言い四人は部屋を出ていく。

げじげじ

………私……

げじげじ

……こんな…私なんて……

四人視点

部屋を出た。

KUN

KUN

…みたいな感じだ。「皆」、どう思う?

ポケットからスマホを取り出す。

スマホにはディスコードがついている。

そうぶーん:今結構精神弱ってるから意外とやばいかも。部屋見れない?

KUN

…だと。どうする、お前ら

ひまじん

俺見てもええで。

KUN

そうか…頼んで良いか?

ひまじん

任しとき。

そう言い、ドアを少し開ける。

そこから覗くと、そこには

カッターで自分の胸を刺そうとしているげじげじが見えた。

ひまじん

!?!?

ひまじん

げじげじッッッ!!!

止めようとドアを開け、手を伸ばす。

…だが、遅かった。

げじげじ

ごふッ…

カッターが胸に刺さり、口から血を吐く。

KUN

何があっ…

KUN

た…

ひまじんの声で驚いたKUNは、唖然としている。

ひまじん

あ……

あと一歩だった。

あと少しだったのに…

げじげじ

……ごめ"、な"ッゲホッ…

そう言いかけ、げじげじは目を閉じ力なく倒れた。

KUN

げじげじッ!!!!

ひまじん

げじさんッ!!!!

KUNとひまじんがげじげじに駆け寄る。

でで

ゔッ…

あまりにグロく、吐き気がする。

でで

ッ救急車を!!!

タワケ

分かりましたッ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それからのこと。

げじげじはなんとか一命を取り留めた。

だが、一向に目を覚ます様子は無かった。

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