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第2話 岩ちゃんのこと、好きだよね
練習前、いつものように騒がしい 青葉城西バレー部。 岩泉に頼まれた仕事を手伝うため、彼の後を追う夢主。 その姿を見ていた及川は、 あることを言ってしまう。 「○○ちゃんってさ、ほんとに岩ちゃんのこと好きだね〜」 突然の問いかけに、𓏸𓏸は動揺する。 一方、少し離れた場所から二人の様子を見ていた国見もまた、夢主の気持ちに確信を持ち始める。 ───三人の恋が、少しずつ動き始める。
及川徹
体育館に入った瞬間、 聞き慣れた声が飛んできた。
国見英
及川徹
国見英
及川徹
岩泉一
いつもの光景。 私は思わず笑ってしまった。
𓏸𓏸
及川徹
及川がこちらを見る。
及川徹
𓏸𓏸
及川徹
𓏸𓏸
及川徹
国見英
及川徹
そんなやり取りをしていると、 岩泉が私の横を通り過ぎた。
岩泉一
𓏸𓏸
私はすぐに岩泉に言われた通り ボールカゴを取りに行く。 なんて従順な女なのだろう。 その声を聞いて、胸が少しだけ高鳴る。 やっぱり、好きだ。 ただ喋っただけなのにこんなに嬉しくて 名前を呼ばれるだけで、 少し特別な気持ちになる。
及川徹
後ろから及川が 話しかけてきた。
及川徹
振り返る。 及川は笑っていた。 いつものふざけた笑顔。 だけど、 その目だけは笑っていなかった。
𓏸𓏸
及川徹
𓏸𓏸
否定してしまった。 だって。 この気持ちを吐いてしまったら もう岩泉と話すことが出来なくなるかもしれない。 この関係が崩れるかもしれない。 片思いというのはこんなにも辛い。
及川徹
及川は、それ以上何も言わなかった。 ただ、少しだけ寂しそうに笑った。
及川徹
その言葉に、胸がざわついた。 勘違いじゃない。勘違いにしないで。
その少し離れたところで 国見が、黙ってこちらを見ていた。
国見英
そして、誰にも聞こえないくらい 小さな声で呟く。
国見英
その視線の意味を 私はまだ知らなかった。
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第2話、読ませてもらいました。 及川さんの「岩ちゃんのこと好きだよね〜」って軽い口調なのに、目が笑ってないところ、すごく心に刺さりました……。ああいう「気づいてるのにあえて指摘する」って、三人の関係が動き出すきっかけになるんだろうなって思うと、次が気になりすぎます。 それに国見くんの「やっぱり」の一言も、静かだけど存在感があって。この重なり合う片思い、すごく丁寧に描かれてて大好きです。続き、楽しみにしてますね🌙